61 立花ケヱタ/十璃 綴 様

1.カクヨム

2.公開してるのは1作品だけだけどやっぱり異能バ  

 トルもの

3.主人公が闇堕ちして、好敵手との熱いバトルの

 末元に戻り闇の力を持った正義の味方になる

4.めっちゃ頭がいいやつ

5.どう考えても使わない設定まで細かく考えて1人

 でニヤニヤしながら執筆!

6.純粋なラブコメは書いてみたい

7.圧倒的に戦闘

8.「神の器は此処にあり」

https://kakuyomu.jp/works/16816452218345459452


【あらすじ引用】

「貴方達人間は神々の試練によって滅せられることを此処に宣言します。これは、断罪です」


ついに神の逆鱗に触れてしまった人類は、姿を現した断罪神の判決により滅亡を決定付られる。

そこから始まった人類VS神の戦争。


しかし、人類もただでは滅ばないとばかりに最後の抵抗を始める。

人々は自らの魂を暴れさせ身体という器から漏れ出た魂の奔流を纏い、神に立ち向かう牙とした。


要塞都市トーキョーに位置するトーキョー第7軍事学校首席の主人公 神崎選/カンザキスグルは謎の英雄育成プログラムに参加することとなり、苦境に立たされた人類を救う一人の英雄となるべく奮闘する。


────レビュー全文


【簡単なあらすじ】

ジャンル:現代ファンタジー

人類VS神の戦争が起きている世界で、要塞都市トーキョーに位置するトーキョー第7軍事学校首席の主人公はある日、国防省からブラックメールを受け取り『日本に君臨する唯一の英雄』なるべく、謎の英雄育成プログラムに参加するのだった。果たして彼は英雄となれるのだろうか?


【物語の始まりは】

ある戦士の学び舎から始まっていく。主人公はその日職員室に呼ばれ、”ブラックメール”というものを受け取ることとなる。それは神との戦いの最前線の機関である国防省からの書物のことであり、本人以外読むことが許されていない代物であった。主人公は『日本に君臨する唯一の英雄』になれると信じている一人である。そのため、”自分の実力が認められスカウトされるのでは?”と期待を抱き、そのブラックメールの封を切るのだった。果たして、その中身とは?


【舞台や世界観、方向性】

『日本に君臨する唯一の英雄』になるべく戦士の学び舎で、神共に対抗するため鍛錬する若者が存在する世界。神の逆鱗に触れてしまった人類は、姿を現した断罪神の判決により滅亡を決定付られ、人類VS神の戦争が行われている。

この物語では”魂”というものが重要であるようだ。(詳しくは作中に)


【主人公と登場人物について】

主人公は真っ直ぐな人物だと思われる。彼は英雄になるのが夢ではあるが、他人から劣る部分があることが次第に明かされていく。そしてその劣る部分を補うためにある技術を習得していることも。

この物語は一見、力と力との戦いなのかと思ってしまうが、頭脳戦であると感じた。戦略がいかに大切なのかを改めて気づかされるシーンも多い。

この物語は多視点から描かれる群像劇である。その為、主人公が知りえない情報や、計画も読者は知ることができそれを知らない主人公がどうなっていくのか、非常に気になる。


【物語について】

主人公に届いた一通のブラックメール。それは【英雄育成プログラム ZERO】という全国の成績上位者300名を集めた合同合への参加通知であった。主人公は英雄になることを夢見てはいたが、彼の通う学び舎のレベルは高くはない。そこで上位をとってもたかが知れていた。これはチャンスと彼は参加することを決める。しかしそこで彼らを指導するのは聞いたこともない名前の人物であった。不安を感じた彼らであった、すぐにそれが杞憂であることに気づく。彼はとても凄い人物だったのだ。だが、彼らはその事実をまだ知らない。知らなくとも、彼に就いて行けば英雄になれるという何かを感じていたのである。


【良い点(箇条書き)】

・何を目的としてどこを目指すのか分かりやすい物語である。

・プログラム開始して早々パートナーを見つけることから、主人公がどんな人物かわかりやすい。(その人物とのやり取りなどから、人柄が見えてくる)

・主人公は努力で強くなった人物である。その為、戦闘スタイルも力任せではなく戦略も練られており、読み応えがある。

・能力についての設定が細かく、どんな風にその能力が使われていくのが興味深い。

・戦闘シーンがとてもハラハラドキドキする。

・戦いだけではなく、サバイバル感が出ていて非常に面白いと感じた。

・主人公とパートナーは性格が違い、そのため会話などにコメディの様な面白さもある。

・段々と二人の間に信頼関係が出来ていく過程が良い。


【備考(補足)】第6話 門番まで拝読

【見どころ】

この物語は、人類VS神の戦争の行われている世界の中で英雄になれることを信じ【英雄育成プログラム ZERO】に参加したことが、主人公のターニングポイントであると感じた。

主人公はそれまで成績は上位ではあるが、在籍している学び舎のレベルが高くはなかったため、漠然とした夢でしかなかったと思われる。何故ならどんなに成績が良くともレベルの高いところよりも注目度が低いことは想像に難くないからである。そんな彼に届いた一通の”ブラックメール”は彼に夢を近づけさせたに違いない。

主人公はこの世界での戦いにおいて必要とされる”魂”の総量が極めて少なかった。だが、それを補う技術(わざ)を身につけていたのである。この合宿で彼が真に学ぶこととは何だろうか? パートナーを得るということは戦略の幅も広がる。英雄選出だけではなく恐らく何らかの意味があると感じた。

果たして主人公は、自分の夢を叶えることができるのだろうか? その目で是非確かめてみてくださいね。お奨めです。

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