(二)-7
もう一人は荒尾キラリだった。中学時代から典型的なギャルだった。とはいっても、学校はVRだったので普段の授業ではわからなかったが、体育とか理科実験などの実技科目のときに、クラスメートを驚かせていた。というのも高校時代には前世紀に流行した、真っ黒に日焼けしたいわゆる「ヤマンバギャル」の格好をしていたからだ。その彼女はどうやら今、専業主婦をしているらしい。三人の子持ちで旦那とは別れたのだそうだ。彼女からの返信では「ヒマだから行く」ということであった。……子どもの世話はどうするのだろうか。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます