同級生のその後(『魂の間合い』続編)
【い-14】文学フリマ京都_筑紫榛名
(一)
同窓会をやることになった。……で、お前が幹事をやれ、ということになった。
仕事で忙しい身なので、はっきり言って断りたかったところだったのだが……。
実は二週間前に付き合っていた彼女と別れることになってしまった。「結婚する気がないなら、終わりにしましょう」だって。
もちろん結婚する気は満々だったさ。でも仕事が忙しくて……。言い訳するとそんなところだ。
俺は週五日勤務でそのうち三~四日は出張に出てしまう。まあ、出張と言っても国内ばかりだが。そんな忙しい身なのだから、そういう余計な仕事は増やしたくなかった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます