小説紹介 ●紅玉姫幻想  

小説の紹介です

『紅玉姫幻想』

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054898321179/episodes/1177354054898321335

『英雄・関羽将軍に微笑む 不思議な乙女 赤い赤兎馬の化身なる姫』


三国志をベースにしたファンタジー 詩のような語り

初めてこの形式だったのは この作品 実はかなり古い作品です


◇かの女人は月の見せた幻か その出来事が起こったのは つい先程の事

小さな湖畔に月が映え、涼やかな風が渡ってゆく

そこに立つのは美髭公と歌われし 英雄 関羽雲長


「部下達とははぐれてしまったようだな」 軽くため息をつき 

自慢の髭に手をあてる「赤兎馬よ 少しつかれたろう?」

馬から降り 湖畔に目を向ける


「美しい月..」すぐそばからの女の声に驚き振り返る


赤兎馬と呼ばれてた赤い馬は どろりと飴細工のように溶けてゆく

そして 赤い宝玉の瞳を持つ女人の姿に変わる

夜のそよ風がかの女の髪を踊らせている 「関羽さま」嬉し気に微笑みかける

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