僕が知らない幸福、君が知りえない幸福

おくなか

1話 一つの投稿

ピコン

深夜1時を過ぎたところ、スマホが鳴った。




平凡、それ以下でもなく、それ以上でもない。

毎日飽きもせずクラスカーストの底辺をいじめる陽キャ

それを陰で聞こえないように蔑む陰キャ

そんなクラスにたった一人、どちらにも属さないやつがいた。

それがこの人生の主人公、そう俺だ

何の騒ぎもなく平凡に、悪く言えば退屈な毎日を過ごしていた。

「ただいま…」

誰もいない家にむなしく響いた

俺の家は父親、母親、俺、そして二年前に亡くなった姉の四人家族だ。

父親は海外に出張、母親もパートでまだ帰ってこない。

(暇だし、モンパズの新イベ回すか)

一時間が過ぎたころかな、母親が帰ってきた、

それから夕飯を食べ、風呂に入り、最近きたゲームの新イベントを回っていた。

(ん?もう、1時か、ラスト2周したら辞めるか)

そして、そのとき、とある通知が届いた。

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