2024年1月24日 優秀作品(1作品)

   

 水曜日です。

 夕方ひとつ発表がありました。

 今回は先に書いておきますが、基本的に水曜日発表のコンテストで、しかも毎月2回。一つ前の回が2週間前の水曜日だったので、今回「1月下旬予定」となっていた発表日が今日なのは予想通りとして……。




2024年1月24日 優秀作品(1作品)

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第209回「犬」

(7作品応募)




 結果としては、応募した7作品のうち1作品が優秀作品に選ばれました。「優秀作品」選出は初めての出来事です。

 ……しかし。

 正直に言えば、これは嬉しいと同時に悔しい結果!

 コンテストによって色々と賞などの名称は異なるので紛らわしいかもしれませんが、この超・妄想コンテストにおいて優秀作品はあくまでも「優秀作品」であって「優秀賞」ではありません。「佳作」などの受賞作品とは明確に異なり、それらよりも一つ下の枠となります。

 作品ページに受賞マークはつきませんし、作品に対する選評もいただけません。特に後者は「どこを評価されたのか」を知ることで今後のためにも有益ですから、その有無は重要ですよね。

 また、今まで優秀作品に選ばれたことがなかったのでわかりませんでしたが、受賞とは異なりメールによる通知も無し。小説投稿サイトの機能として「コメントが届きました」「レビューが届きました」みたいなメール通知はいつも行われているのですから、コンテストの優秀作品選出は、それより下の重要度ということですね。


 そんな一般論は別にして、具体的に今回優秀作品として選んでいただいた作品に関して考えても、先ほどの「嬉しいと同時に悔しい」という気持ちが強くなります。

 今回はテーマが「犬」。うちでは現在トイプードルを飼っており、正確には私でなく父の飼い犬ですが、私もTwitterに時々犬の写真や動画をアップしたり、毎晩一緒に眠ったりするほど可愛がっています。

 だから「犬」のコンテストであれば、いつも以上に「受賞したい」という願望も強くて……。

 残念ながらコンテスト応募用に新規執筆した作品はゼロでしたが、それでも今まで書いた中からかき集めて、合計7作品を応募していました。過去最大の応募数です。

 ただし、犬を飼い始めてから書いたのは2作品のみ。4作品は犬を飼う前どころか、犬を飼うなんて全く思っていなかった頃に書いたもの。残りの1作品が「今日ペットショップから犬が届く」という日の執筆で、それが今回優秀作品に選ばれた『私の部屋で殺されたのは』でした。

 まずはその意味で、特に「犬」テーマのコンテスト応募に当たっては、とても思い入れの強い作品です。そして他にも「思い入れの強い作品」となる理由があって……。

 それは、この『私の部屋で殺されたのは』が元々、カクヨムの「5分で読書」短編小説コンテスト応募用に書いた作品であること。

 ほら、カクヨムの「5分で読書」短編小説コンテストといえば、受賞作品が児童向け短編集に収録されるコンテストです。「エブリスタ」の超・妄想コンテストも、受賞作品に関して応募要項で『エブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります』と明記されていますし、児童向け短編集という意味では「5分シリーズ」も「5分で読書」と同様。

 だから元々、児童向け短編集収録を目指して書いた作品であり、最初に応募したところではダメだったとしても、もしも別の類似コンテストで受賞できたならば、それだけで「最初の目的を完遂できた。児童向けを意識して書いたのが成功した」と胸を張れるはずだったのに……。

 残念ながら、そんな受賞には一歩及ばず、その一つ下の「優秀作品」。だから冒頭に記したように、ついつい「嬉しいと同時に悔しい」と思ってしまうのでした。


 ただし。

 ここまでの書き方では「悔しい」の方を強調してしまいましたが、もちろん「嬉しい」も私の本音です!

 執筆活動を趣味として楽しむ、という意味では、コンテストは受賞でなく一次選考通過だけでも十分に満足できる結果。途中選考がなくいきなり結果発表されるコンテストで受賞の一つ下の枠に入ったのですから、今回の「優秀作品」も、いわば一次通過みたいなものだろう、と私は受け取っています。

 特に今年度(2023年度)は、本当にコンテスト戦績が振るわなかったので、今回みたいな朗報は大変貴重です。また年度でなく今年(2024年)で考えれば、いきなり最初の1ヶ月で朗報が得られたことになりますからね。

 いずれにせよ、喜びもひとしおです!


 さて、既に十分長くなりましたが、いつも通りの分析もおこなっておきましょう。

 私が今回応募した7作品は、それぞれ星の数が109、108、107、107、107、106、106。毎日のように星を入れてくださる読者のおかげで、どれも自分としては「星が多い」と感じる作品ばかりでした。

 実際に受賞された方々の作品を見てみると、いつも通り発表直後30分以内の時点でチェックした限りでは、受賞作品の星の数は最大540で最小60。星二桁の2作品も軽く50を超えていますし、残りは全て星三桁だったので、私から見れば「星が多い」と思える作品100%でした。

 受賞の一つ下の枠(今回は私も入った枠!)では、最大が星428。星三桁が多いものの、星一桁どころか星0の作品もありました。「星50以上」で区切ると83.3%です。

 前回の「星50以上」は受賞作品で18.2%、受賞の一つ下の枠で34.8%でしたから、それと比べるまでもなく、今回は星の多い作品がほとんどですね。

 前回と今回だけ見たら、以前みたいな「2回に1回は『星の多い作品』ばかりが受賞」という状況が復活したようにも思えますが……。

 別に今回「星の少ない作品は切り捨てた」というわけではなく、たまたまたテーマの関係でこうなったのではないでしょうか。「犬」という一般的なテーマであれば、テーマの扱い方に妙味を見出すようなコンテストにはならず、ただ単純に「面白い作品か否か」で判断されそう。その場合、選考委員の「面白い」と読者全体の「面白い」が重なったとしても、特に不思議ではないですからね。


 以上、本当に今回は長くなりましたが……。

 これで私が現在応募中のコンテストは、以下のようになりました。




2024年2月上旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第210回「久しぶり」

(2作品応募)


2024年2月中旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第211回「夫婦」

(2作品応募)


2024年3月上旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第212回「あなたに会いたい」

(3作品応募)


2024年3月下旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第213回「ポケットの中」

(1作品応募)


2024年3月予定(中間選考)

「エブリスタ」竹書房×エイベックスピクチャーズ コラボコンテスト

(2作品応募)


2024年3月予定(中間選考)

「カクヨム」第9回カクヨムWeb小説コンテスト

(2作品応募)


2024年3月予定(中間選考)

「カクヨム」カクヨムWeb小説短編賞2023

(14作品応募)


2024年4月上旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第214回「ふるえる」

(1作品応募)


2024年4月中旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第215回「雪の思い出」

(1作品応募)


2024年5月下旬予定

「エブリスタ」新星ファンタジーコンテスト第17回「お宝/ダンジョン」

(1作品応募)




 応募作品数だけ増えたコンテストとしては、カクヨムWeb小説短編賞2023。今回は1作品の追加で、全部で14作品の応募となりました。

 応募コンテストそのものの追加は2つあり、「エブリスタ」超・妄想コンテストの第213回「ポケットの中」と第215回「雪の思い出」に1作品ずつ応募しています。

 発表で1つ減った分を差し引いても1つ増えた形になり、結果待ちは全部で10コンテストとなりました。

   

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