2022年11月16日 落選確定

   

 2週間ぶりの更新です。

 夕方ひとつ結果発表がありました。




2022年11月16日 落選確定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第181回「○○が落ちてきた」

(6作品応募)





 いつものコンテストですね。今回は「2022年11月中旬予定」でしたし、それに相当する水曜日は今日だけなので、今日発表なのはまず間違いないだろう、と思っていました。

 残念ながら、結果は落選です。落選するのも残念に思うのも毎度のことですが、今回は残念の度合いが大きいです。今までで一番かもしれません。

 自分では気に入っている作品が含まれていたのも理由ですが、その他に大きな理由が二つあります。

 まずは、今回は私の応募作品数が多かったこと。5作品応募は過去二度ありましたが、6作品応募は初めてです。単純にたくさん応募すれば候補が増えるという考えもありますが、そもそも「5作品応募は過去二度」のうちの片方が、これまで唯一の受賞した回でした。理屈抜きのジンクスとしても、受賞した回と同じような行動をしていると、つい期待してしまいますよね。


 もう一つの理由として、今回の応募作品は6作品とも星評価が高かったこと。いや「高い」といっても、あくまでも「私にしては」という程度に過ぎませんが、それこそ以前に受賞した作品『無害な殺人鬼』も、やはり「私にしては星評価が高い」という作品だったのです。私の投稿作品の中で最も数字的評価が高いのではないか、というほどでした。

 実はあの時、受賞を喜ぶと同時に、少しだけ「星評価も高かったから受賞できたのでは?」という気持ちもありました。「公言されていないけれど実際には星評価で足切りされるコンテストであり、星評価が低いと選考委員に読んでもらえないのではないか?」という前々からの疑念が、むしろ受賞したことで強くなったのです。


 そもそもエブリスタの星評価は、他のサイトとは大きくシステムが異なります。同じ一人の読者が同じ一つの作品に対して毎日一つずつ星を入れられる仕様です。おそらく「毎日エブリデイ スター」というのが「エブリスタ」というサイト名の由来なのでしょうね。

 だから「気に入った作品には毎日のように星を入れる」という読者が一人でも気に入ってくださると、それだけで一ヶ月で星30になります。私の作品の星は大抵一桁ですが、上述の『無害な殺人鬼』は熱心な読者が一人ついたおかげで、コンテスト受賞時に100くらいあった気がします。

 今回応募した6作品は「それら6作品全てに頻繁に星を入れてくださる」という読者が一人おられたため、だいたい星50くらいになっていました。これならば、もしも「公言されていないけれど実際には星評価で足切りされるコンテスト」だとしても足切りを免れるのではないか、と期待してしまい、その分だけ大きく落胆したわけです。

 なお、改めて計算してみると「上述の『無害な殺人鬼』は熱心な読者が一人ついたおかげで、コンテスト受賞時に100くらいあった気がします」は、本当に気のせいでした。

 コンテストの応募開始から結果発表まで約二ヶ月半なので、読者一人が毎日星を入れてくださっても100には到達しないのです。改めて確認すると、現時点では受賞から約十ヶ月経過して、星評価が263。ならば『無害な殺人鬼』も結果発表時には星50くらいだったのでしょうね。そうなると、今回星50くらいだった6作品が全て落選という結果は、ますます残念に感じます。


 あまりに残念に思ったため、今回の皆様の受賞作品の星評価がいくつ程度なのか、コンテスト結果発表ページからそれぞれの作品ページに飛んで、わざわざチェックしてしまいました(結果発表直後ではないけれど、その十数分後だったので「受賞したために新たに読まれて入った星」は、まだあまり多くなかったはず)。

 受賞作品だけでなく、その一つ下の枠の「優秀作品」まで含めて、ほとんどの作品で星は三桁ありました。「優秀作品」の下の枠の「ピックアップルーキー」枠も1作品あったのですが、それは約1,500。単純計算で「コンテストの応募開始から結果発表まで約二ヶ月半」毎日星入れる方々が二人いても150ですから、かなりの人数に評価されたことになりますね。まだ「ルーキー」なのに。

 まあ「1,500」なんて数字は雲の上なので、私には無縁の話として……。先ほど「ほとんどの作品で星は三桁」と書いたように、全てではなく「ほとんど」なので、二桁の作品も少しはありました。ただし、どれも星50以上。「もしも足切りラインが存在するのだとしたら星50が――結果発表時にそれくらいまで増える程度の数字が――その足切りラインなのだろう」と思えるような調査結果となりました。

 これはこれで一種の邪推なのでしょう。でも、たとえ私の想像通りだとしても、足切りラインが星50ならば応募した6作品ともギリギリ通過できたはず。今回は足切りを通過した上で落ちたことになり、ますます残念になりました。


 上述のようにエブリスタでは星が雪だるま式に増え得るので、以前のコンテストについては調べられません。しかし少なくとも今回のコンテストに関しては……。

 まず大前提として、web小説である以上「作者が交流などしないせいでほとんど読まれていないけれど、実は面白い作品」というのも絶対に存在する、と私は考えています。そうした作品も評価されるのが、読者選考のないコンテストの良さだと思っています。

 でも、今回のコンテスト結果を見る限り、そうした作品は含まれていなかった。たまたま応募自体がなかったのか、あるいは応募はされたけれど「実は存在していた足切りライン」のせいで選考委員に無視されたのか。

 たとえ後者だったとしても、エブリスタの「超・妄想コンテスト」が毎回そんなコンテストだとは信じたくありません。「私の作品の星は大抵一桁です」という私にとって、夢も希望もないコンテストになってしまいますからね。

 それよりは、別の噂を信じたい。「超・妄想コンテスト」は頻繁に行われるので選考チームも一つではなく、いくつかの選考チームがローテーションで回っている、という噂です。

 選者が毎回違うのであれば、星評価を重視する選者だけでなく、星評価とは無関係に面白い作品を発掘する選者もいるかもしれない……と思えるではないですか。例えば私が受賞できた回だって、足切りラインをギリギリ通過できたのではなく「星評価とは無関係」という選者の時だったのかもしれません。


 いずれにせよ。

 受賞作品の数字的評価を初めてチェックしてみて「エブリスタの『超・妄想コンテスト』って、思った以上に厳しいコンテストだったのだなあ」と感じました。

 一度受賞したことで最近は「もしかしたら、また」と期待する気持ちもありましたが、あの一度の受賞こそが奇跡みたいな幸運だったのですね。初心に戻って、これからは「もうコンテストとは思わず、短編執筆のきっかけをもらえるお題メーカーくらいに考えておこう」という心構えの方が良さそうです。

 とはいえ、上述の足切り云々は、あくまでも私の想像。邪推というべきレベル。

 それに、たとえ『邪推』が正しいとしてもそれは定められた裏ルールではなく、あくまでも選者次第なのだろう、と思っています。

 例えば同じエブリスタでも、選者が全く異なる別のコンテストでは、星による足切りなんて存在しないはずなのですよね。二ヶ月前に佳作をいただいた「新星ファンタジーコンテスト」では、受賞時点で星は3しかありませんでしたから(現在でも星9です)。

 ……と、こうして比較できるのも、同サイトの別コンテストで受賞経験があったからこそ。こうしてウダウダ言うためにも、やっぱりコンテストは受賞したいものですね。


 以上、今回はかなり長くなりましたが、気を取り直して。

 これで現在応募中のコンテストは、以下のようになりました。




2022年11月下旬予定

「NOVEL DAYS」三題噺バトル 第4回お題「幼馴染」「ヒーロー」「始発」

(1作品応募)


2022年11月予定(中間選考)

「カクヨム」ツクール×カクヨム ゲーム原案小説オーディション2022

(29作品応募)


2022年12月上旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第182回「泥棒」

(3作品応募)


2022年12月中旬予定

「エブリスタ」未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン第35回「一癖あるヒーロー/ヒロイン」

(2作品応募)


2022年12月下旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第183回「演じる」

(2作品応募)


2023年1月上旬予定(一次選考)

「小説家になろう」マンガBANG×エイベックス・ピクチャーズ 第一回WEB小説大賞

(22作品応募)


2023年1月中旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第184回「あなたと離れた理由」

(1作品応募)


2023年1月下旬予定

「エブリスタ」新星ファンタジーコンテスト第9回「雑草魂」

(1作品応募)


2023年1月下旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第185回「○○解禁」

(2作品応募)


2023年1月頃予定(中間選考)

「カクヨム」「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテスト

(1作品応募)


2023年1月31日予定

「NOVEL DAYS」第2回 青い鳥文庫 プロット大賞

(1作品応募)


2023年2月上旬予定

「エブリスタ」超・妄想コンテスト第186回「染まる」

(1作品応募)


2023年3月予定

「小説家になろう」GCN文庫1周年記念 短い小説大賞

(2作品応募)


毎週発表

「NOVEL DAYS」〝ほっこりショート〟コンテスト第2弾

(2作品応募)


発表時期不明(おそらく2023年1月頃)

「光文社ショートショート」第20回募集テーマ《箱》

(2作品応募)




 応募作品数だけ増えたコンテストは「エブリスタ」超・妄想コンテスト第185回「○○解禁」。1作品追加して、全部で2作品応募になりました。

 新たに応募したコンテストは「エブリスタ」超・妄想コンテスト第186回「染まる」。1作品の応募です。

 発表で減った分の1つと相殺する形になり、結果待ちは全部で15コンテストのままです。

   

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る