就活事情とポジティブ思考

 就職…… 。そう聞くと、発達障害の人じゃなくても、向いている職業はなんだとか調べたりするでしょう。ASDの人は向き不向きがハッキリと分かれているので、なおさら就職には慎重になります。さらに、原因不明の体調不良に襲われたりすることが日常茶飯事の発達障害女子にとって、どう働くかは考えもの。今から、私が大学3年生になって、就活で何に困っているのか、解決法は定まっていませんが現状を書いていきたいと思います。



 インターンシップやグループディスカッション。SPI、集団面接……。これらすべてが私にとって地獄の時間でした。インターンシップの科目を私は受講したのですが、担当教諭との考え方のミスマッチで自主辞退。よってリモートで受ける予定となっています。グループディスカッションや集団面接は、合わない人やできる人たちと一緒に練習したところ、体調不良に見舞われて精神が崩壊。

 SPIは中高通ってないので結果はお察しの通り。そんなことをキャリア支援課の担当の方に愚痴ったら、


「戸田さんはインターンシップや集団面接は向かないよ。コミュ力すげーぜ的な人たちの集まりだから、参加しないが吉だよ」


 とのことでした。ASDの特性が足枷あしかせになっている場面は、これだけではない。エントリーシート、略してES。これも書けることがなにもないのだ。

 ガクチカは学内データ入力アルバイトの内容を適当に書けばなんとかなる。だが、自己PRや趣味・特技は本当に困ってしまうのだ。学内の広報スタッフを1年間(コロナで首を切られた)、ボウリング同好会を半年で退会。そんなスペックで、書けることがなにもないのも事実なことがこの文面からもお分かりでしょう。



 発達障害の人って趣味特技極めてすごいんじゃないの?と考える人もいるかと思います。しかし、作者の場合はできない事に怒れてしまうので、趣味や特技を伸ばすことは難しいタイプなのです。その分ソーシャルスキルは独学で学習して、一般人に見られることも増えたのですが。




 じゃあ、作者のようにならないために、趣味を伸ばしていくにはどうしたら良いのか。それは、ポジティブ思考を極めることが大事だと私はこの歳になって感じます。小学校の頃からポジティブになれと言われても聞かなかった作者ですが、ポジティブな考え方にデメリットはありません!自己中になって人の話を聞かなくなるかもしれないデメリットはあるかもしれませんが……。


 そのために作者はスリー・グッド・シングズという一日に起きた3つのいいことをスケジュール帳に書くようにしています。続けていくことでだんだん瞬間的にポジティブな考え方が増えていくので、ネガティブ思考の多いASDさんが病まないためにも、この習慣はオススメです。


 ポジティブ思考になると、何事にも忍耐強く取り組めるようになります。作者の場合は「できなくてもいいや。できなくて何が悪いの?」って小学生の頃のように怠けがちになることが多々あるので人によって違いそうですが。


 何にせよ、ポジティブ思考は強いです。

 頭の片隅にでも入れておいてください。

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