第7話 修行のキツイ日々

「いっ。」


 痛い、てか、起き上がれない。全身が筋肉痛になっている。昨日、無茶しすぎたか。いや、多分、身体がステータスに追いついていないのだろう。

 魔力が回復してれば、〈超回復〉が使えるのに。


「ステータスオープン。」


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 イロアス 5歳 Lv70 魔力量175800/350000


【称号】

 [俊足の暗殺者]

 [忍び寄る者]

 [暗殺者]

 [スライムキラー]

 [ゴブリンキラー]

 [英雄]

 [到達者]

 [ダンジョンに挑みし者]

 [進みし者]


【イレギュラーユニット特典】

 ・1LvUPごとに魔力量+5000、ステータスポイント+10。

 ・10LvUPごとにエクストラポイント+1


【ステータスパラメーター】  SP…116

 ・筋力…100     ・魔法防御力…95

 ・知力…100     ・物理防御力…95

 ・素早さ…100    ・器用…100


【エクストラスキル】    EP…2

 ・〈鑑定〉Lv2

 ・〈超回復〉Lv5


【スキル】

 ・〈忍び足〉Lv6

 ・〈熱耐性〉Lv8

 ・〈苦味耐性〉LvMAX

 ・〈回復促進〉Lv5

 ・〈苦痛耐性〉Lv4

 ・〈ランページ〉Lv3

 ・〈英雄の一撃〉LvMAX

 ・〈暗視〉Lv6

 ・〈毒耐性〉Lv7

 ・〈石化耐性〉Lv5

 ・〈麻痺耐性〉Lv5

 ・〈催眠耐性〉Lv5

 ・〈混乱耐性〉Lv5


【アイテムボックス】

 ・セプチーニの枝×1

 ・スライムの破片×47

 ・リフレ草×64

 ・ボタナ草×9

 ・傷薬入りのビン117g

 ・輝緑石×6

 ・オークの角×24

 ・ボスオークの角×2

 ・ポイズンスライムの破片×2 [毒]

 ・ディーパの羽根×2 [麻痺毒]

 ・ヨーウィーの牙×4 [神経毒]

 ・魔力石×1

 ・ダークオーガの大剣×1

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 あー!3万足りない!

 てか、そろそろ起きないとばあちゃんが・・・


「イロアス!どうしたんだい!」


 噂をすればほら、


「いや、全身が筋肉痛で・・・」

「そんなことよりも、昨日はどこをほっつき回ったんや?服は焦げて、血がついとったぞ。」


 やべ、証拠隠滅するの忘れてた。けど、さすがに燃えたのまでは直せないか。


「おーい、イロアスや。わしの剣が折れとるが、岩でも切ったんか?」


 あ、色々とボロが出た。まずいな、どう誤魔化そうか?いや、この際だから話してしまうか。このまま隠し続けるのも罪悪感があるし。


「えーっとですね。単刀直入に言うと、ダンジョンに潜ってました。」


 と言っても、あのダンジョンって知られているのか?ここら辺、過疎かそってるけど。

 そもそも、ダンジョ・・


「「はぁ⁉ダンジョンだって?」」


 見事に2人の声がハモって返ってきた。


「うん、常闇のダンジョン。」

「どこかいのぅ?聞いた事ないなぁ。」

「それよりも、イロアス。この際だから聞くが、あんた何者だい?」


 なんか、ばあちゃんの口調がいつもと違う。

 で、どう答えるか。


「正直に言いますが、信じられない話ですよ。」

「なんだ、ずいぶんと他人行儀だな。」


 あれ?じいちゃんもいつもと違う。

 今日、何かあったか?まぁ、異世界転生の事を説明するか。



 そうして、俺は通り魔から始まった事の顛末てんまつを長々と語りだした。


 … 説明が長くなったので割愛かつあい




「異世界転生か、神話に出てくる勇者のようだな。」

「ええ、しかもステータスも異常に高い。」


 なんか2人共、口調というか雰囲気違くないか?

 全然お年寄りに見えないのだが。まぁ、もともと年齢知らないからお年寄りじゃないのかも知れないな。他人を〈鑑定〉するのは気が引ける。


「あの~僕からも1つ聞いてもいいですか?」


 話し合っている2人に、恐る恐る尋ねる。

 ずっと前から気になっていたことが1つある。


「ええ、ずっと質問責めしちゃったし。」

「いいぞ、なんでも答えてやる。」


 やっぱ、いつもの2人じゃない。まぁ、この質問でそれが分かるかも。


「じいちゃんとばあちゃんって、何者?」


 そう言うと、2人は少し驚いたような顔をして、顔を見合わせる。

 ばあちゃんがじいちゃんに頷くと、じいちゃんが口を開いた。


「わしは、帝都の庸兵団の元団長で、ばあさんが先々代の[大魔導師]だな。」


 ん?ダンチョウ?ダイマドウシ?・・・・・・なにそれ?


 ってマジか!!、そっちもずいぶんとデカい情報を隠しているやん。

 めっちゃ驚いているよ。というか言語変換能力が機能停止して、思考もフリーズしたわ。


「まったく、王宮近衛騎士団長に任命されたのに断って、[無敗の剣豪]なんて呼ばれていたのは誰だったかしら。」


 ばあちゃんがそう言うと、じいちゃんは恥ずかしがりながら言い返す。

 てか、王宮近衛騎士団って、しかも団長って、最強じゃないか。


「はっ、過去の栄光じゃ。」


 けど、これはめっちゃ良い環境だ。

 この2人は多分最強の部類に入る人達だ。その最強を継承し、俺のチート能力と組み合わせたら、どうなるのか。

 まぁ、世界を支配したりとかそういった野望は無いけどね。統治がめんどくさそうだし。

 けど、チート無双は年頃の男子なら憧れるじゃないか。


「じいちゃん、ばあちゃん。俺に剣と魔法を教えて下さい。」


 未だに起き上がれていない身体で精一杯頭を下げる。

 うぐっ、背筋が痛い。


「ほう、この老骨をいたぶるつもりか。」


 いや、老骨って謙遜がひどすぎるだろ。てか、いたぶられるのは俺の方だし。


「まぁ、良いじゃないか。イロアスに私たちの全てを伝授しましょう。もう老いぼれた私たちには宝の持ち腐れになってしまう。」

「まぁ、それもそうだな。」


 ばあちゃんの提案にじいちゃんが賛同する。

 そうして、俺は鬼教官による長い永い修行をすることになった。


 ◇ 翌日

「おい、起きろ!」

「あと10分だけ・・」

「素振り100回追加な。」


 ・・・・どぇ?素振りって何?


 目を開けると、じいちゃんが仁王立ちしていた。大剣を肩に乗せて。


「やっと起きたか。じゃあ、さっさと着替えて朝食前に素振りな、ちなみに普通のメニューに+100回な。」


 そこまで聞いて、やっと思い出した。そういえば昨日、修行をしてくれと頼んだんだ。

 けど、こんな朝早くからやるとは。体感だとまだ朝の4時だぞ。


「分かった、すぐ着替えるよじいちゃん。」

「師匠だ。」

「うん?」

「修行中は師匠と言え。俺とお前は師弟関係だ。」

「はい、じぃ…師匠。」


 それだけ伝えると、じいちゃんは出ていった。

 俺もすぐに支度しないとな。

 まだ痛みが残る全身を動かして、ベットから起き上がった。


 …


「ほれ、この剣を使え。」


 表に出ると、厚い刃の剣が渡された。


「これは?」

「素振り用の剣だ。」


 じいちゃんから貰ったシンプルな鉄の剣よりもずっと重く、長い大剣だった。


「ぉっと。」


 貰ったばっかなのに、落としそうになってしまった。

 その様子を見て、じいちゃんは


「はん。そんなのも振れないようじゃ、一端の剣士になれん。」


 と厳しい言葉を吐き捨てた。

 まったく、見くびるなよ。筋力に100くらい振っている今の俺なら、このくらい楽勝だよ。


 …1時間後…


「ちょ、じいちゃん。休ませて、お願い。」


 全然楽勝じゃない。もう、何回剣を振ったか覚えてない。どれくらい時間がたったのかも定かではない。30分くらいな気もするが、2時間近くたった気もする。

 剣を振るという単調な仕事は、どうやら俺には向かないようだ。腕が痛いのは当たり前なんだが、それよりも精神が憔悴しょうすいしきっている。


「あと何回?」


 100回追加と言われたのは覚えているが、元々が何回なのか知らされていない。

 けど、確定で500回以上はしているぞ。

 多分、多くてもあと100回くらいだろ。


「あと、30…


 お!あと30回か。よし、終わりが見えたらやる気が出てきた。


「30分だな。」


 ・・・おい、単位が違うじゃねえか。しかも、単位換算すると100回以上だろ。

 終わりが見えなくなってきた・・・・


 そうして、俺は考えるのやめた。


 どっかの遠い星に飛ばされた最強のように思考放棄して、ひたすら剣を振り続けた。


 ◇

「飯だから終わりだ。」

「…」

「イロアス、終わりだぞ。」

「…」

「お~い。」


 これはだめだと感じたカールおじいさんは、機械的に振られている剣を片手で掴んだ。

 遠心力によって威力が上乗せされていた重い大剣をいとも簡単に受け止めるのは、やはり常人離れしていた。


「はっ!?」


 無我の境地から引き出されたイロアスは、今まで何をしていたのかと振り返る。


「ここは誰?私はどこ?」

「何ぼさっとしているんだ。飯だ、帰るぞ。」

「飯?もう30分たったのか?」


 体感では、まだ5分いや1分くらいしか経ってないような気がするんだが。

 これが、ゾーンに入るってやつなのか。


「まだいけそうだから、もう少し素振りしてから行くよ。」

「いや、自身でも気づかない疲れが溜まっているからやめとけ。」


 そうか、苦痛耐性とかが働いてあまり神経には響いていないけど、身体にはダメージが蓄積されているからな。苦痛耐性って麻酔みたいなものだな。って、そう考えると、なんか使いすぎはいけないような・・・。


「じゃ、お腹空いたし帰るよ。」


 ◇

「じゃあ、お腹も膨れたことだし、今度は私の修行だよ。」

「分かった、杖は持ってくる?」


 この世界の魔法は、杖を補助に魔法を発動するそうだ。なんか、精度とか安定性が増すとか?剣を使う俺には、杖は邪魔でしかないんだが・・・


「いや、そんなものはいらん。」


 どうやら、ばあちゃんも杖をあまり使わない人種のようだ。

 しかし、この人種が絶滅危惧種であることは知る由も無かった。


「早く準備して、家の前においで~。」


 ばあちゃんとの修行は、体力を使わなそうだし、楽っぽさそうだな。

 魔法が楽しみになってきた。


 …


「で、今日は何をするの?」


 家の前だと、バンバン魔法が放てないし、近くの村から苦情がくる。


 まぁ、通常サイズの魔法ならあまり苦情は来ないんだろうけれども、威力が威力なだけに、軽はずみに使えないんだよね。


「まぁ、簡単なことじゃよ。魔力になれるだけじゃ。」


 ん?もう慣れてるけど。魔力石あるし、魔力量多いから扱いは慎重にしているし、別に要らなくね?分からんけど。


「慣れるって、魔力石を使えば良いの?」

「いや、そんな物は要らん。それより、ちょっと手を出しな。」


 なんか、口調が変わった?少し師匠モードに入った気がする。

 意外とばあちゃんの方が怖かったりして。


「はい。」


 言われるがままに、右手を出す。


「両のてのひらを私に向けな。」

「ほい。」


 何も考えずに突き出すと、その両手に合わせるようにばあちゃんが掌を突き出した。


 ?何をするのか見当が付かない。フュージョンでもするのか?


「じゃあ、行くよ。しっかりと踏ん張りな。」

「へっ!?」


 踏ん張るって何を?


「ふんっ!」

「うぐっ。」


 いきなり身体全体に押し掛かってくるGグラビティに、吹き飛ばされそうになる。しかし、ばあちゃんが俺を押した訳では無いようだ。そもそも、そんな力がばあちゃんにあったら、絶対にこの人は人じゃない、妖怪か何かか?

 だったら、何が俺を押したんだ・・・


「っつ!?」


 突如、体内に流れ込んでくる力の奔流に呑まれそうになる。

 強引に荒れ狂うは、体内を駆け巡り、身体を内側から圧迫する。


 何だっ、この感覚は・・・ぐるぐると渦巻いていて、けれどもせき止められているような・・・・うげっ、酔ってきた。


「ばあちゃん、まだ?気持ち悪い。」

「女性に向かって『気持ち悪い』って、あんた最低だね。」


 ちげぇ、そういう意味じゃない、主語が違う。これは捉える側が悪い。


「人のせいにするんじゃないよっ‼」


 俺の思考を読んだばあちゃんは、さらにを速く多く送り込んできた。この流れが魔力なのか?最初に魔力に慣れるって言ってたし。

 なるほど、ばあちゃんの体内魔力を、俺の中に押し込んでいるのか。けど、今の俺の魔力量は飽和状態だぞ。さらに限界突破して注入したりすると、俺が爆発するんじゃ・・・


「安心しな、爆発はしないよ。・・多分・・・」


 何だその妙な間は、しかも、多分が本当に多分だったよ。

 確率的には40%くらいの多分だった。


 おいおい、何が楽な修行だ。

 ぜんっっぜん・・・・


「楽じゃねぇぇぇぇえ!!」


 気合と意地と精神力で、高圧魔力流を受け止める。だんだんと体内で脹れ上がる魔力によって、何かが広げられている感覚を感じた。


「ほい、ご苦労さん。」


 そう言うと、ばあちゃんは両手を離した。

 その瞬間に、さっきまでのGが嘘の用に消え、体内の高圧感も解消された。


「・・・疲れた。」


 それしか言えん。


「ほら、いつまでも寝てないで、ステータスを確認してみな。」


 何のスキルもゲットしてないぞ。まず、経験値入ってないし。耐性系のスキルが上がった訳でもない。


「ステータスオープン。」



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イロアス 5歳 Lv70 魔力量412000/412000


【称号】

 [俊足の暗殺者]

 [忍び寄る者]

 [暗殺者]

 [スライムキラー]

 [ゴブリンキラー]

 [英雄]

 [到達者]

 [ダンジョンに挑みし者]

 [進みし者]


【イレギュラーユニット特典】

 ・1LvUPごとに魔力量+5000、ステータスポイント+10。

 ・10LvUPごとにエクストラポイント+1


【ステータスパラメーター】  SP…116

 ・筋力…100     ・魔法防御力…95

 ・知力…100     ・物理防御力…95

 ・素早さ…100    ・器用…100


【エクストラスキル】    EP…2

 ・〈鑑定〉Lv2

 ・〈超回復〉Lv5


【スキル】

 ・〈忍び足〉Lv6

 ・〈熱耐性〉Lv8

 ・〈苦味耐性〉LvMAX

 ・〈回復促進〉Lv5

 ・〈苦痛耐性〉Lv4

 ・〈ランページ〉Lv3

 ・〈英雄の一撃〉LvMAX

 ・〈暗視〉Lv6

 ・〈毒耐性〉Lv7

 ・〈石化耐性〉Lv5

 ・〈麻痺耐性〉Lv5

 ・〈催眠耐性〉Lv5

 ・〈混乱耐性〉Lv5


【アイテムボックス】

 ・セプチーニの枝×1

 ・スライムの破片×47

 ・リフレ草×64

 ・ボタナ草×9

 ・傷薬入りのビン117g

 ・輝緑石×6

 ・オークの角×24

 ・ボスオークの角×2

 ・ポイズンスライムの破片×2 [毒]

 ・ディーパの羽根×2 [麻痺毒]

 ・ヨーウィーの牙×4 [神経毒]

 ・魔力石×1

 ・ダークオーガの大剣×1

 ・素振り用の大剣×1

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 お?何故か魔力量が増えている。元々350000だったから、62000増えたのか?Lvアップに換算すると、だいたい12・13Lvも上がったことになる。こんなに多くなった訳は・・・・・


 まぁ、ばあちゃんだよな。


「一体、俺に何をしたの?」

「何、私の魔力を注いだだけだよ。」


 いや、簡単そうに言うけど、魔力ってそう簡単に流し込んだり出来ないから。しかも、俺の魔力は今MAXにあったのに、許容魔力量を超えて入れやがって。

 結果として、魔力量が増えたから良かったのだが。俺の保持魔力の多さから考えると、爆発したら天災が起こるから、冗談抜きで危なかった。


「これで全部注いだの?」


 ばあちゃんが今入れたのは、魔力量62000しかない。これは俺の魔力量の5分の1くらいでしかないんだが。

 まぁ、俺が常人より多いのは知っているが、魔法に卓越したばあちゃんなら、もう少しあるんじゃないか?


「ええ、そうだけど。言っとくけど、あんたの魔力量が異常なんだよ。一般人は大人で3万、魔法学園の先生でさえ多くて5万くらいさ。」


 マジかよ、先生の約10倍か。魔法は戦争において重大な戦力だから、魔術師10人力に匹敵するのか。そんなのがバレたら、国から暗殺者が送られて来そうだ。って、また死亡ルートじゃないか。


「今後1週間は毎日これやるから。」

「魔法の練習は・・・・?」

「魔力がもったいない。」

「あっ、そうですか。」


 この魔力込めの練習は、魔力が飽和状態じゃなきゃ効果を発揮しないもんな。


 …



 ◇ 1週間後


「もう、魔力量が上がりにくくなったな。」


 同じ事を繰り返しているだけじゃ駄目らしい。しかし、新たに新しいスキルとか手に入ったし、本当に良かった。

 さて、ここからが本番です。(修行の)


 じいちゃんとは筋肉を破壊して、〈超回復〉で治してを繰り返して。単純な重労働を操り人形マリオネットのように繰り返した。

 途中で挫折しても、生き抜くって言うただ単の『生存本能』が俺を生かし続け、前を向かせていた。


 その後、ばあちゃんとは、残り少ない魔力をさらに使って、魔力枯渇になるまで魔法を連発。魔力が無くなったら、ばあちゃんに魔法を打たれ続けて、各属性の耐性スキルを取得&スキルLV上げをさせられた。

 防御無しで食らうから、当たり所悪いと死にそうになった。特に火属性魔法で全身を焼かれた時は、走馬燈そうまとうが見えかけた。あと、風属性魔法で腹を切り裂かれた時も。なんで死ぬ前は見えなかったのに、修行で見えるのでしょうかね?


 無傷でいられたのは、〈超回復〉が神だったからだ。




 そうしていく内に、体力と精神力・気力・魔力など、様々な面で鍛えられた。






 …


 そんな日々が延々と続き・・・・



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