レベルを上げる!

レベリング

―――――― ザシュッ!


筋骨隆々としている紫のゴブリン。ダンジョンの魔素を吸収して突然変異した個体だ。


毛並みもかなりの硬度を誇っているが,俺の魔剣は防げない。頭を無くした怪物は呆気なく崩れ落ちる。


――――レベルが上がりました。


「よし。ここらで休憩しようか」


2人とも賛成のようなので,一旦安地へと戻ることにした。安地へと着いたので,ゆっくりと腰を下ろして食事を摂る。




「2人ともステータスを見せてくれるか?」


「良いわよ」


「わ、分かりました…」


――――――――――――――――――――――――

名前:レイナ 種族:人間 Lv17→41

職業:姫騎士クイーン・カーディアン

HP:750→1530

MP:320→540

力:250→940

防御力:1400

俊敏:270→670

精神:540→780


スキル:剣技(中)Lv3

・縮地Lv2

・回復魔法(微)Lv3


――――――――――――――――――――――――

名前:スレア 種族:人間 Lv13→27

職業:???

HP:1200→1300

MP:1000→1430

力:270→320

防御力:220→520

俊敏:120→300

精神:300→750


スキル:・???

・???

・???


――――――――――――――――――――――――

妹のスレアが未だにスキルを発動しないのが気になる。


少し荒業になるが…試してみるか


「スレア。少し試してみたいことがある。手を出してくれ」


「手…をですか?分かりました」


俺は,スレアの手に魔力を流し込む。


「うっ…! ぐぅぅぅぅ…」



声にならない悲鳴をあげる。他人から魔力を強制的に授与されることによって魔力を感知するというのは,本来かなり危険な事だ。なぜなら,少し間違えれば危険からだ。それでも確信があった。そして、――――



「これは……!」


姉のレイナも驚愕しているようだが,無理はない。


何せ、俺もびっくりしているからだ。


(この魔力量はすごいな…)


他人から魔力を強制的に授与されることによって魔力を感知するというのは,本来かなり危険な事だ。なぜなら,少し間違えれば危険からだ。それでも確信があった。


「この体に流れているポカポカしているのが,私の魔力ですか?」


「ああ。試しに手のひらに魔力を出してみてくれないか?」


「わ,わかりました!」


そう言うとすぐに手に光球が出現する。


「よし,実践でスキルが使えるかどうか試してみようか」


「分かりました!」


「私も賛成よ」



――――――――――――――――――――――――


結果から言うと,スキルが使えるようになった。


スレアは生まれつき魔力量が多すぎたのだろう。無意識のうちに、魔力を押さえつけてきたせいで,スキルを使う時に魔力の通路を塞いでいたのかもしれない。


スレアの適性は結界術式エンチャンターであった。

膨大な魔力量を用いて,防壁や物理障壁をするジョブだ。


前に読んだ,文献では幻のジョブとされていた。

スレアの才能の開花に思わず自分まで一緒に喜んだ。


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