ひとになる資格

僕は一体何なのだろうか。このソファーで物思いにふけ、無駄に時間を消費するだけの僕は...ひとになる資格を手にするのはいつなのだろうか。

 ただそう自問して何も成し遂げない自分に嫌気がさすが、微動だにしない。

 ひとになる資格はきっと何かを成し遂げられる者にに与えられるのだと思う。いや。わかっている。わかっているはずなのに...

 僕はいつの日かひとで有ることを辞めた。そして空虚に生きることにしたのだろう。

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