やっと起きることができた。布団をあげながらついさっきの寝てリ起きたりのことを考えてた。なぜクールー病のことなのかと。布団をあげ終えると足はキッチンに向かう。段ボールからシリアルをとりお椀に入れる。牛乳を冷蔵庫から出しお椀に注ぐ。スプーンを忘れたので取りに行き、また戻る。シリアルはぼーっと食べた。相変わらずおいしくもまずくもない味が口に広がりやがて喉を通り腹に着く。朝飯をおえたら何しようかと考えながらソファーに寝転ぶ。・幸せ・　ふと思う。（すらいむになりたいなー。）スライムとはいろいろある。某ゲームではメタルスライムとかキングスラムとかいう可愛いのがいたり、某アニメではカッパを着た喋れないけどひんやりしてそうで可愛いスライムがいたり...現実世界のスライムはもうちょっとつまらない。ひんやりしていてドロドロで気もち良いが、喋れないながら感情表現してくる可愛い女の子スライムでもなければ、可愛いシルエットのデフォルメスライムでもない。

　もし自分がスライムになったならどんな気分なのだろうか。筋肉も骨も無いぐだーっとした気分は？常にぐだーっとしたままなのだろうか？常にひんやり気持ちいいのか？くだらないことで頭を埋め尽くす。あいにく人体はPⅤAやホウ砂でできてないらしいので、すらいむになれない。

　　　　　　　　　　　　すらいむになりたい。