ポスト・スマホ太郎時代のヤンデレ&ツンデレ論 ~ヤンデレ&悪役令嬢モノの習作と共に~

十夜永ソフィア零

序章 ヤンデレヒロインを書くために、ヤンデレを学ぼうと思った経緯

第1話 良きヤンデレたストーリーに興味がある。

 ヤンデレとツンデレ。


 ヤンキーとツンドラくらいに異なる概念ではなく、

「デレ」という共通要素がある概念である。


 ただ、僕の個人的な感想としては、ラノベ&アニメ界隈で

あまりにツンデレ要素が乱発されすぎた弊害として、

ツンデレ推しのストーリーに対するファンの目は

少し(かなり?)厳しくなっているのではないだろうか?


 この傾向にトドメを刺したかな、と思われるのは、

数年前のアニメ『異世界はスマートフォンとともに。(いせスマ)』を

めぐる騒動(?)。


 僕は仕事上がりにお酒を飲みながら、作画良く出来てるねぇと

さほど何も考えずに『いせスマ』を見ていたのだが、一部の界隈では、

スマフォたいしていじくってないくせに、簡単にハーレムになんなよ、

「このスマホ太郎が!」となったらしい。

 まぁ、僕は作品に強い思い入れもないので、なんだか微妙な話だなと思う程度である(語呂としては、かの横綱朝青龍が韓国人記者に対してインタビューで吐いたという「このキムチ野郎が!」と並ぶくらい強いワードかもしれない。ダメですよ、いくら横綱でもそんな暴言はいちゃ)。


 そんなことがあってか、近年のアニメでは、「軽いツンデレ+あっという間にハーレム」という展開は減っている気がする。


 それはそうとして、一方で、ヤンデレどストライクというストーリーが増えたわけではない気もする。


 それは、ヤンデレたストーリーにリアリティをもたせることは難しいから。


 ということで、ここでは、

よくできたヤンデレストーリー、もしくは、ダメじゃんというヤンデレストーリーを不定期に取り上げていきたい。

 

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