第3話 この世界の歴史3

1928年 階差機関と解析機関の完成により日本とドイツは他の国と比べて科学技術が天と地ぐらいの差となっていた。(ドイツでは科学技術の発達によりオートマタ(自動人形)ができ、ドイツの工業力にありえないほど加速を生み出した。)(日本では階差機関と解析機関により工場の効率化、高度化ができ、アメリカほどの工業力を持ち始めた。)


フランス・スペイン戦争でスペインが敗戦、フランスに併合された。そしてフランス亡命政府は降伏した。


だがフランス軍部とスペイン軍部が反対し、連合軍を結成、「フランス・スペイン解放軍」ができ、旧スペイン植民地に本部を置いた。




フランス国家社会主義共和国は初代総統にマルセル・デアとジャック・ドリオが争い。結果はマルセル・デア初代総統にそしてジャック・ドリオはスペインに作られた「スペイン国家弁務官区」初代総督になった。


イタリア内戦は泥沼化、イタリア王国(国家社会主義政権)の支援にフランスとロシアが援助した。イタリア共産連邦は味方がいないため、少しずつだが力を弱まっていった。




1929年 中国西部地方に明王朝再興された。明王朝の末裔と自称して、皇帝になったリー・カンスは、中国の統一に興味はなく、国力をつけるところから着手した。




アメリカで政府が財政破綻が発生、アメリカは属国の中華合衆国に大量のものと言うものを売り、外貨を稼いた。だがこれにより中華合衆国の工業力は崩壊して、経済が不安定に、この不安定がアメリカの経済にどんどんヒビを入れていった。




アルゼンチンが崩壊、これを皮切りにチリ、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビア、ベネズエラ、コロンビアとどんどん国家が崩壊し、南アメリカの半分以上の国が崩壊(無政府状態になった。)南アメリカは大混乱になっていった。


ブラジルでは日本とドイツとの関係を重視していたため、経済は崩壊しなかったが、周辺諸国が不安定化したため、ブラジル政府は軍拡を開始した。




大韓帝国は併合されず、生き残ってたが経済が大不況になり、大韓帝国国内では、「大日本帝国と統合し皇帝を引きゾリ堕ろせ」と大韓帝国皇帝に対しての不満が増大し、大韓帝国軍部も不満を持っていた。国民と軍部の不満はクーデターを引き起こし、大韓帝国皇帝は処刑され、軍部による軍事政権が発足。




その後大韓帝国軍事政府は日本と統一を要望し、日本政府と大韓軍事政府の話し合いの結果、「1930年をもって大韓帝国は大日本帝国に併合される」と決定。これを皮切りにに日本政府は日本人化をを進めるために朝鮮語を破壊して、英語を覚えさせ、満洲共和国におくり、空いた土地から日本人を入植させる。これを繰り返し行い朝鮮語は壊滅されて、朝鮮人は英語が共通の言語となった。




1930年 20年遅い「日韓併合」がされ、日本人が多く入植してきた。そして朝鮮人は満洲で新しい生活をしていった。(朝鮮人は日本政府から補助金をもらい、その金で満洲に大規模な農園を作り、中華合衆国と大清帝国そしてロシア第ニ帝国に輸出していった。)


満洲での社会階級、上層部に満洲人とロシア人、中層部に朝鮮から入植してきた朝鮮人たち、下層部に中国人と、日本は政治に介入しなかったが、経済は握ってるため、満洲共和国は経済的属国である。




ドイツでアドルフ・ヒトラー率いる「帝国民主党」が政権獲得、ヒトラー宰相は演説で「我がドイツは科学技術が発達し、アメリカを超える科学大国となった。盟友の日本も科学技術を上げ工業力を我がドイツをも超える存在となった。我々ドイツは日本と永遠なる同盟を組み、科学技術を一緒に開発して、時には一緒に戦争で防衛する。日本には助け合いの精神がある。私はこれを見習い、そしてドイツ人も近隣の同盟を助けるべきである。」と宣言して、ドイツは近隣国に積極的に介入、政治的にどんどん味方を作っていった。




レフ・トロツキーがメキシコに亡命して、メキシコで共産主義革命を起こし、メキシコ政府が崩壊、「メキシコ・コミューン連邦」が成立、メキシコ連邦は革命を広げるために中南米諸国に宣戦布告、これがあとに「中央アメリカ統一戦争」が始まった。




ロシア国家社会主義共和国初代総統ヨシフ・スターリンは経済回復に努めるが、ヨシフ・スターリンはミハイル・トゥハチェフスキーにより暗殺されて、2代総統にミハイル・トゥハチェフスキーが就任、トゥハチェフスキー総統閣下は「ロシアの再統一を目指す!」と宣言、コーカサス連邦共和国に侵攻していき、ロシア第ニ帝国とは紛争を繰り返した。




イタリア王国とイタリア共産連邦は早期講和して、イタリア半島をイタリア王国で、シチリア島をイタリア共産連邦と、イタリア共産連邦はイタリア半島に追い出されたのだった。




イギリスのロンドン株式市場が大暴落、これにより世界恐慌が発生した。ドイツは少ししか被害が出ず、日本に至っては日本各地に大規模公共事業をやってたため、一切の被害はなかった。イギリス政府は金を稼ぐためマラヤを日本に売却。何かを売って外貨を稼いだが、これに植民地に資本がある。資本家たちが怒り、オズワルド・モズレー率いるイギリス・ファシスト党が国家社会主義革命を宣言、フィリップ・スノーデン率いるイギリス国民労働戦線も共産主義革命を宣言、イギリスは混沌と化していた。

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