Twitter小ネタ2
雑です
少し期間空いたのですみません
各作品の今後の展開に悩んでまして、シリアスかコメディかファンタジーか恋愛のどれを意識して書くか迷ってて…
拙い文ですが読んでもらって作者は感涙ですありがとうございます
この分は今後編集してまとめるかもしれません
作者の気分でできた小ネタです
同じTwitterお題で
「王都から贈られた有名菓子店のケーキを二人で分け合う話」
ユダ×セウ
◆
ほぅほぅこれが噂の………
はい。早馬で昼に届きました。王都で有名菓子店から陛下のご命令でご用意なさったそうです。一つは秋栗のモンブランです。もう一つは坊ちゃんのお好きなリンゴのタルトです
わぁ!すごい美味しそう!ねぇ食べていいかな?
今お茶をご用意しますね。お好きにご賞味ください
うーん、でもこれ二つあるね?いつもは一つだけだし、どっちにしよう
午後のおやつはどちらかにして、夜のおやつに片方お食べになればよろしいかと
そうだけど…迷うなぁ。…ユダはどっちが好き?
私ですか?私なら、…モンブランですね。やはり秋といえば栗だと安直に考えてしまいます
そうだよねだと思った!じゃあはいこれ
?坊ちゃんのおやつですから坊ちゃんが食べてください
その僕が食べてって言ってるんじゃないか。
ユダ栗好きでしょ?なら一緒に食べようよ
……ご存じだったんですね
そりゃそうだよ何年一緒にいると思っているんだい?ユダが僕を知っているように、僕だってユダを見て知っているんだから
そう、でございますね
ほら座って座って
あぁ坊ちゃんお茶汲みなど私が
いいの!僕が淹れてあげたい!人に淹れてもらうお茶は特別美味しいって教えてくれたのはユダだよ。なら美味しい方がいいでしょ
(ティーポッドに茶葉をこぼしながら入れ、熱湯を入れる)
さぁ食べようか!はいお茶どうぞ
ありがとうございます。…いただきます
(目を伏せ口元にカップを近づけてゆっくりと香りを嗅ぐ。そして静かに琥珀色の紅茶を含んだ)
とっても美味しい!リンゴか大きくて美味しいよユダ!
…そうですね。とっても美味しいです
?ユダまだ食べてないじゃない。あっ僕がいれたお茶?そんなに美味しかった?
まぁ初めて淹れたにしては及第点です。久しぶりに渋い紅茶を飲みました
えー!それは愛情の分濃くなっちゃっただけ、なんて
ふふ、どこでそんな頭の悪そうな言葉をお知りに?
ふん、自己流ですー
美味しいですよ。特別なんですから
ほんと!?むぐっ!
(モンブランに乗っていた大きい栗を素早くフォークで刺し、セウスの口に入れる)
うまっ!ほらユダもこれ食べて!
(リンゴのタルトにフォークを突き刺しユダに向ける)
行儀が悪いですね。では一口頂きます
先にユダがやったんじゃん!どう?美味しい?
…悪くはありませんね。私が作った方が美味しいです
うわぁパティシエさんが聞いたら怒りそう
事実なのですから仕方がありません
まぁその通りだけどさ、もっと食べる?
いえ、大丈夫です。それより後で紅茶のおかわりをお願いしても良いですか?
…うん!何十杯も淹れてあげるよ!
いえ、そんなには結構です
(自室の窓際のテーブルでのささやかなお茶会は穏やかに黄金色の景色の中で二人は心地よい時間を過ごしていた)
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