第9話 値切るお客はまさかの•••

2階の、子供服売り場レジにいたときです。


「美々ちゃん久しぶり!」

と声をかけられたので、見ると

中学校の同級生でした。


「本当だね~久しぶり、今日はどうしたの?」と聞いたら、

「子供産まれたから

子供服買いにきたの、そしたら美々ちゃんいるからビックリしちゃった」


『えっ?子供産んだ?こちらはそっちがびっくりだわ』


「あっこの服安いね、かわいい」と言うので

「今半額セール中だからお買い得だよ」

と、私。


そのあと耳を疑う言葉が…

「500円か…美々ちゃん300円にならないかな?」


「はぁ?ならないよ、もう半額になっているから、それに新人の私が300円にできないよ」

と言ったのを、聞いていたのかいないのか?

「こっちの服もかわいいなー1000円か…少し安くして」


その後、何回も来店しては私のところへ来て「ねぇ~安くして500円、600円でもいいよ」

とだいたい2時間はいつもこのやりとりをしていました。


迷惑度95% 結局、なにも買ってはいません 


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