カンブリア紀にタイムスリップ
僕と岩下さんはカンブリア紀にタイムスリップした。
所持品はスマホ、タブレット、僅かな食料だけ。
「アノマロカリスはこの海にいるんだね」
岩下さんは緊張した面持ちで僕に言う。
カンブリア紀は動物が爆発的に数や種類を増やした時代である。とくにカンブリア紀の初めは「カンブリア紀の大爆発」とよばれている。
カンブリア紀には地球表面がすべて凍ってしまったきびしい氷河期がようやく終わった。地球が暖かくなったことが、さまざまな動物が進化するきっかけになったと考えられている。
「現代では見られない面白い変な生き物が見られるんだよ」
僕は自分のスマホのGPS 機能が反応しないのに今更気づく。
「岩下さん、ヤバいよ」
「どうにかなるよ。ポジティブで冒険しよ」
ポジティブって…。不安感しかないんだけど。
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