タイムスリップ2
僕と岩下さんはカンブリア紀にタイムスリップしてしまった。
アノマロカリスは、約5億年前の古生代カンブリア紀の海に生息したラディオドンタ類の一属。ラディオドンタ類の中で最も有名な属であり、長い前部付属肢と扇形の尾部をもつ、遊泳性の捕食者であったと考えられる…。
「スマホも使えないし、もう絶望的だ」
僕の言葉に岩下さんが首を横に振る。
「まだ希望はあるよ。アノロカリスとコミュニケーションを取るんだ」
は?アノロカリスの言葉が分かるの?
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