夏の空間

タラゴン

序章

管鮑之交ということわざがある。

中国春秋時代、斉の桓公に仕えた宰相の管仲と大夫の鮑叔牙とは幼いころから仲がよく、かつてともに商売をして管仲が分け前を余分に取ったときも、鮑叔牙は管仲が貧しいのを知っていて決して非難せずに管仲が鮑叔牙のために事を計画して失敗し、逆に鮑叔牙を困窮に陥れたときも、鮑叔牙は時には利と不利があるとして決して非難しなかった。また、管仲が戦に敗れて逃げてきても、鮑叔牙は母を養っているのを知っていて決して悪口を言わなかった。のちに、桓公に管仲を推薦したのも鮑叔牙であった。管仲も「我を生む者は父母なり、我を知る者は鮑叔なり」と言って、鮑叔牙の厚意にいつも感謝し、二人の親密な友情は終生変わらなかったという。


ひとまず難しい話はおいといて…。

ペンギンは空を飛べない。

彼らは海を選んで進化した。

カモメは空を飛べる。

ペンギンはカモメになれない。

僕は優等生にはなれない。

努力が嫌いな僕に勉強なんて出来ない。

スマホを弄り、友達と遊んで僕の日常は何の変化もなく終わる。

そんな日常で良いのか?

僕はそんな日常に満足している。




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