『GⅡ』
先日、寝る前のゆったりタイムに、嫌〜な気配がして、ふと目をやると、恐るべき、あの対象『G』に遭遇した。
殺虫剤や粘着罠は、苦しみを長引かせてしまい、人道的に問題がある気がするので、私は『勇者の
しばらく、睨み合いが続いた。
…睨み合いに勝利したのは、私だった。
『G』は、私の宮本武蔵張りの神経消耗戦に負け、先に逃げ出したのだ!
『バチン』っと天誅を下した! …が、私の手がほんの少し
『G』は、そのまま、タンスの後に逃げ込んでしまった。
『武士の情け』では無いが、もし命があるなら、さぞ痛いだろう。 …せめて介錯してやろうと、『G』が逃げ込んだタンスを、
…ところが、畳に引っ掛かって、事もあろうに、タンスが私を、真上から押し潰した。
引き出しを抜いてから移動すれば良かったのに横着してそのまま引っ張ったのが間違いだった。
…斜めに、中途半端に開いていた引き出しの一部が私の喉の真上に倒れ込み、呼吸が出来ない…。
暫くすると、意識が遠ざかり、やがて何も感じなくなった…。
あの世で私は、人生の最期に遭遇した『G』の魂と会った。
奴は『お前が、
周りの魂も、『G』に同情しているらしく、大ブーイング!
…理不尽…。
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