Four Sticks

ポラード様作


【インタビュー】

━━━━━━━━━━━━━━━作品への思い入れ


カットアップ技法で書かれた作品を読んだ時に受けた衝撃が忘れられず、いつか書こうと思い、今に至りました。

 通常は他人の作品を使うのですが、この作品については自分の作品を使いました(多少、他人の作品を使いましたが……)。この作品を作るために、新たに作品を作り、それを壊して、新たに別の作品を作り上げる。こんな感じです。

 慣れない技法を使った上に、散文詩を多用したので、文体の崩壊を招き、物語が破綻して、読解不能が起こる危険性を知ってのチャレンジ作品となりました。

実際、起きてしまいました。(笑)


Four Sticks の意味は、指の間にスティックを挟み込んで、四本のスティックを持って、ドラムを叩くことです。

演奏と言うよりかは、パフォーマンスに近いもののように感じます。


━━━━━━━━━━━━カットアップ法とは


【知らないかたのためのwiki調べの用語補足】


カットアップ(英: cut-upまたは英: fishbowling)とは、テキストをランダムに切り刻んで新しいテキストに作り直す、偶然性の文学技法またはジャンルのこと。


得意ジャンル━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

暴力、狂気、バトル、猟奇(これは、ジャンルと言うより描写ですかね?)

 何をかいてもこれらのカテゴリーに関する描写が入ってしまうので……。


━━━━━━━━クリエイター様からのオススメ作品


「Crush Out」シリーズ

第3弾の「Bloody Rain」は中でも一押し!


NEXT→著者より

作品紹介や魅力紹介


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「カット・アップ」とは 新聞や雑誌、自分で作った文章などを一度バラバラに切り取り、それを組み合わせることで、新しい文章にする技法。 ビートニクのカリスマ、ウイリアム・バロウズによる麻薬の幻覚症状を文章で描いたサイケデリックな小説は、文章をバラバラに刻んでランダムにつなげる「カット・アップ」という手法を駆使したことで知られている。

技法については文をカットして帽子の中にいれ、ランダムに繋げたということも書かれている。 (wiki調べ)


ポラード様の『Four Sticks』は元になっている作品を読んでから読むのがオススメ。それによってカットアップの面白さや技法の意味などが見えてくる。 この作品を紹介するにあたり、自身も色々と学んだり、例文を読んでみたりしたが、意図しない偶然の繋がりが面白さ、驚き、人では考え付かないような組み合わせなどを産み非常に面白い技法だと感じた。 物書きとして行き詰まりを感じるのは自分の限界にぶち当たるからである。しかし、この世界はどこまでも自由で壮大な世界の中に生きていることを改めて感じさせてくれるものだ。是非、一度お手にとって読んでいただきたい作品である。 新しい扉を開いて見ませんか?


【補足】

作品紹介後、元の小説が現存していないことを知りました。悪しからず!

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