僕はただ二度寝をする 〜とある学生の朝に異世界風の味付けを〜 Kakiran様作

よくある、もしかしたら誰でも経験したことのある出来事を物語に。

小説は、身近なことに想像力を働かせ物語にするものだと思っています。そう、きっかけはきっと些細なこと。そして比喩やオリジナルの想像の産物に変え少しずつ日常を空想の世界に変え、そこに命を吹き込むのが創作の世界だと思います。


この物語では主人公は二度寝をしているだけなのだけれど、眠気や睡魔を別なものに置き換え異世界のように見せている。とても発想が豊かだなと思いました。二度目に起きた時、現実に引き戻されてはいますが。外に出たら異世界で、と続きそうで面白い一場面だなと感じました。

先の展開を自由に想像できるのも、読書の楽しみであり楽しみ方である。短編は終わり方で余韻も違う。物語の先を自由に想像できる終わり方なのも良いなと思いました。

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