これは凄いですね。正直とても感動いたしました。

例えの部分がとても美しい表現が為されているところも、とても素敵だなと感じました。主人公は女の子の方なのですね。

彼らの一生は短く、夏に見かけてはいるものの、そこに想いを寄せたりはしませんでした。物語は、想像から出来ているということを理解はしていても、身近なことに想いを馳せ想像し、それを物語にしたいという気持ちはとうに忘れてしまっていた。子供の頃は、想像力が豊かでもっと身近なものに対し、いろんな想像をしていたのになと。そんなことを思い出させてくれる作品でもありました。

何度も危険に晒され、諦めそうになるも、主人公は約束を守るため諦めなかった。彼らは短い期間だから必死になるし、必死に生きている。人間は彼らに比べたら、長い時間はあるし仮に失敗してもまたチャンスがある。

人間は、他の生き物に比べたらとても甘えた生き物だなと、改めて感じました。簡単に挫けていないで、また頑張ろうとという気持ちになる、素敵な作品なと思いました。