C-LOVERS  佑佳様作

【あらすじ引用】

キザでクールでスタイリッシュな道化師パフォーマー、YOSSY the CLOWN。

世界を笑顔で満たすという野望を果たすため、今日も世界の片隅でパフォーマンスを始める。


そんなYOSSY the CLOWNに憧れを抱くは、服部若菜という女性。

生まれてこのかた上手く笑えたことのない彼女は、たった一度だけ、YOSSY the CLOWNの芸でナチュラルに笑えたという。

「YOSSY the CLOWNに憧れてます、弟子にしてください!」

そうして頭を下げるも煙に巻かれ、なぜか古びた探偵事務所を紹介された服部若菜。


そこで出逢ったのは、胡散臭いタバコ臭いヒョロガリ探偵・柳田良二。

YOSSY the CLOWNに弟子入りする術を知っているとかなんだとか。

柳田探偵の傍で、服部若菜が得られるものは何か──?


一方YOSSY the CLOWNも、各所で運命的な出逢いをする。

彼らのキラリと光る才に惹かれ、そのうちに孤高を気取っていたYOSSY the CLOWNの心が柔和されていき──。


コンプレックスにまみれた六人の男女のヒューマンドラマ。

マイナスとマイナスを足してプラスに変えるは、YOSSY the CLOWNの魔法?!

いやいや、YOSSY the CLOWNのみならずかも?


恋愛も家族愛もクスッと笑いも絆や涙までてんこ盛り。

佑佳最愛の代表的物語、Returned U NOW!


【感想】3-5 crossing emotions

まず、優しくて柔らかい世界観が印象的。読み進めていくうちに、このページのみでも状況を理解することが出来る。読んでいくうちに、主人公に話しかけているのが幼い双子であり孤児であることに気づく。

主人公は二人を救っているようで、救われているところが印象的。関係が引き取る、養子縁組という形であっても彼らが対等である、かけがえのない存在であることが伝わってくるのだ。彼らはとても素敵な関係なのではないかと思った。この部分では”孤高を気取っている”感じはしないので、彼に変化が起きた後のエピソードであると想像した。言葉選びが絶妙で、美しさや温かさも感じる作品。

読む前の感想として、とてもお洒落な印象を持ちました。

まるで満点の星空を眺めているような、澄んでいてキラキラしているような不思議な感覚。しっかりとヒューマンドラマを感じるので、幻想的という意味合いではありません。澄んだ心のイメージです。

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