アイラ(プラスティック・メモリーズ)

 限られた時間の非恋なストーリー展開が切なすぎて、大丈夫か?!な、アニメ。


 ほぼ人間なアンドロイド「ギフティア」が社会に普及した時代。スペック的に優しく作られているギフティアは、温もりを欲している人々に癒やしを与える。

 「ギフティア」の寿命は、81,920時間(約9年4ヶ月)。

 製造物責任法(PL)があるし、メーカーの保証期間は有限だしね、と大人な視線では納得してしまう設定。


 しかし、「ギフティア」を寿命を尽きる前に回収するメーカーの部署、「ターミナルサービス課」では、ほぼ人間なギフティアと、ギフティアを家族同然に思う人々との人間的な葛藤が。

 愛犬との別れだって辛いし、そうなるよね、と納得。


 そんな部署に配属されたのは大学受験に失敗して就職したツカサ君、18歳。未成年向きではないと思われる部署で……彼のいい人属性が明らかになっていく。


 そんなツカサ君が出会ったのはのは、機体番号7940の少女型ギフティア「アイラ」。アイラには既に製品寿命が迫っており。ギフティアの製品特性として、身体能力も低下し、ドジっ子キャラ化して。……はい、ツカサ君はドジっ子な銀髪美少女ギフティアのアイラに恋してしまいます。


 そして、アイラも……2人は相思相愛に。けれども、アイラの製品寿命は残り1000時間を切っており……。


 2人に永遠の別れが訪れるのは1月ちょい。現状の技術水準では、ギフティアとしの自我が崩壊する前にアイラは機能停止され、記憶を初期化するしかない。




 これは絶対に動かせない【設定】なのだが、何とも……と、見てみると、アイラの中の人は、かの駄女神インサイドな御方なのか。

 ゴッドレクイエムか何かの女神の恩恵でアイラの寿命を伸ばしてあげて欲しいな。単に最終回の訪れが伸びるだけ、というか、その手の駄女神さんか何かが登場した瞬間に、このストーリーの世界観は崩壊するのは、分かるけど……と想像しはじめた自分の方が、大丈夫か?!


 ……ということで、オチが見えた段階で、 流れるEDが切なすぎて主題歌を聞いただけで泣けてきてしまうようになってしまい、最終回までアニメを見れていないという、自分の涙腺の方が、大丈夫か?!な作品なのでした。

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