すみっこぐらし

 私はなぜ書くのでしょうか。

 好きだから。うん、確かに文章を書くのは好きです。

 ではなぜ小説を書くのか。

 自己掲示欲や承認欲求のひとつの形なのかもしれませんが、プライベートではそういう欲は全くありません。


 小学生の頃、みんなで小説を書こうという課題があって、皆が原稿用紙10枚くらいで提出しているのに、私だけ100枚近く書いて先生を困らせたことを記憶しています。そう考えると、対外的な欲というよりも、内面的な欲が源泉のように思えます。とはいえ、長い文章を書いたのはそれきりで、学生時代は図書室に通って気ままに適当な本を読んでいるだけの子でした。


 それが今こうして文章を書いている。

 世界のすみっこで、ひとり、小説を書いている。


 一度は止めてしまいましたけど、少し時間ができて、またこうしてネット上で文章を書いているのは不思議な気がします。一周回って、同じ場所に戻ってきた感じ。

 昔と違うのは、こうしたコミュニティサイトがあることですね。同じような人たちが同じ場所にいる(と私が勝手に思っている)から、続けられるのかもしれません。


 私の感性は枯渇へ一直線ですけど、ここには輝いて見える人たちが一杯います。それが救いになっているのかも。


 いつかまた書かなくなる日が来るのでしょうけど、それまでお付き合いください。

 当面の目標は、連載中の2作品の完結かな。


 世の中、いいことばかりじゃないですけど。

 きっと楽しい明日が来る、そう信じて明日を迎えるしかありません。

 皆様に、楽しい明日が来ますように。

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