ぼくが世界観を固めていくのに影響を受けたラノベ、SF、漫画等々に感謝を。

坂口安吾『白痴』と、彼のいくつものエッセイ

いつ読んだかは忘れてしまったし、主人公伊沢の近くにいる白痴の女が空襲に人間にはありえない様で怯えていたということしか覚えていない。

けれども、人が、近現代的な意味でのいわゆる『人間』であることは必然ではないと諭してくれた小説。

坂口安吾のエッセイの方では、初冬に至り心臓が止まる寸前まで水風呂に入り、米軍空襲に備えていたくだりが印象に残っている。