第2話 100%!

 改札の手前に、ズラリと並ぶバイトの情報誌を手早く一通り調達し、体力を消耗しないようにしつつ、アパートに戻った。


 実は危なかった〜! 


 途中にあった焼き鳥屋さんで、全財産を使い果たす所だった! 


 虎の子は、再び目につかない所にしまって置こう。




 情報誌に目を通すが、条件に合うのが見付からない……。


 ……たった1つ……雲を掴む様なものだが、興味を引かれた物があった。


 それは全ての情報誌に、かなり大きく載っている……。


 文面は


 『採用条件:100%』

 


 ……これだけ……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る