第16話 アンドロイドの友達その2
1コマ目
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A「教授、大変です!」
教授「どうした?」
A「全国の中学校は生徒数の減少をごまかすためにクラスの中にアンドロイドを混ぜていたのですが、このたびクラスの一人を除いてすべてがアンドロイドであることがバレてしまった中学校があり、教育義務違反として訴訟に持ち込まれ負けそうになっているそうです!」
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2コマ目
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教授「国はそんなことをしていたのか。しかしそれを私に伝えてどうする」
A「役人の方が、絶対にバレないアンドロイドを作ってもらいたいと連絡を取ってきたのです」
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3コマ目
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教授「絶対にバレないアンドロイドなどといったものは存在しないよ。絶対にバレないプーチンの影武者が存在しないのと同じようにね」
A「わかりました。そのように伝えておきます」
教授「いや待て」
A「何ですか」
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4コマ目
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教授「いや……、私も若いころ絶対にバレないアンドロイドを作ろうと思ったことがある。そして作り上げたのだが、彼女は自分のことを人間だと思いこむようになり、私の研究所を逃げ出し、どこかに行ってしまったんだ。彼女は自分が人間であることを証明するために、アンドロイドを嫌悪し、常にアンドロイドと人間を比較しアンドロイドを看破していた。あの子はどうなったのだろう。今ごろもう体が朽ちてしまっているだろうが」
A「それを伝えるんですか?」
教授「いや、思い出しただけだよ」
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おわり
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