-30- 「ぽい捨て山」

 学校の裏山は、びっくりするくらい良くない場所だ。


 昔から、要らなくなったものを何でもポイッと捨てられてきた。


 それも、自分の家のゴミ箱にでも捨てられる様な物じゃなく、人目についたらまずい様な物を捨てる場所だ。


 しかも、ぽい捨て山とは言うけれど、そこら辺にそのままポイッと捨てるんじゃなく、地面に埋めたり、池に沈めたりして、後で他の人には見つからないような捨て方をする。


 そんな、何でもかんでも捨てる人達を、山の神様は怒ってる


 怒りながらも我慢して、山に捨てられる物を受け入れてる


 だから、学校の裏山では、おかしな事がよく起こる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る