第2話預言者ムハンマド

汚職、腐敗、拝金主義。堕落しきったアラブ世界に嫌気がさしたムハンマドは40歳のときメッカ郊外で厳しい修行にはげみ、ついには統合失調症を発症してテレパシーが使えるようになった。


ムハンマドはテレパシーを通してブッダやキリストとも対話をし、自信が唯一神「アッラー」の「言葉」を「預かる」、「預言者」であることを自覚した。


テレパシーというのは、科学的に説明すると、人間の脳と脳、もしくは神経回路を電気信号で結んだものである。神経というのは21世紀の科学でもその正体がハッキリとはつかめていないものなのだが、死んだ人間やときには神や霊魂のようなものまで神経回路を伝ってテレパシーで対話ができることがある。ムハンマドもそうやって、ブッダやキリスト、アッラーと対話をし時代の閉塞を破るヒントを得たのである。


唯一神アッラーの啓示を得た「預言者」ムハンマドは、腐敗したアラブ世界に「聖なる戦い(ジハード)」を挑んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る