第1796話 かいにん

「ヘルマン、神世界連盟の動きが無いみたいだけど、どんな情勢になってる?」

「半数が活動停止し、日和見しているようです。」

「思いのほか活動停止しているね、これも経済封鎖の影響?」

「その他諸々の影響ですね、この状況なら神世界連盟が戦争を仕掛ける事は出来ないと思います。」

「それは良かった、戦争をしたい訳では無いからね。」

「おとうさんのお気持ちは重々承知しております、最小の被害で戦争を阻止するつもりです。」

「流石はヘルマンだな、良く分かってくれてるよ。」

俺はヘルマンの頭を撫でる。


「ありがとうございます。

それとですが朗報です、ユマかあさんがご懐妊なされました。」

「ユマが?

ヘルマン、ちょっと行ってきていいかい?」

「はい、報告も終わりました。

ユマかあさんの所に向かってください。」

俺は思わぬ朗報にユマの所に向かう。


「ユマ、子供が出来たって?」

「はい、出来ましたけど、なんでヨシノブ君がもう知ってるの?」

「さっきヘルマンから聞いたんだ。」

「そうなんだ、でも今さっき分かったところなんだけどな。」

「ヘルマンは全ての情報を管理してるから、でもおめでたい話だからね、きっとみんなにも伝わっていると思うよ。」


「ユマかあさん!おめでとうございます!

あっ、おとうさんも来てました。」

カルラ達もお祝いに駆けつけて来た。

「みんな早いわね。」

「おめでたい話ですから、何をおいても先に来ました。」

「そうですよ、今おかあさんもハルくんを連れてこちらに向かってます。」

「サリナさんもそんなに慌てて来なくても良いのに。」

「おめでたい話ですからみんなでお祝いしたいんです。」


「ユマさん、失礼しますね。

ユマさん、おめでとうございます。」

「サリナさん、そのありがとうございます。」

「みんな、ユマさんに安産祈願を。」

「「「はい!」」」

サリナを筆頭にカルラ達がユマに加護をかけていく。

「ハルノブ、これからはお兄ちゃんになるのですから、ちゃんと導いてあげるのですよ。」

「にいーに?」

「そうですよ、ハルノブがみんなにしてもらったようにハルノブもお兄ちゃんとして下の子のお手本になるように頑張るのですよ。」

「がんばぁぅ〜」

サリナの言葉にハルノブも答える、その姿にみんなホッコリするのであった。

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