第8話
冒険者side
「不気味だな。」
いくつかのダンジョンには行った事があるが、こんなダンジョンは見たことがない。
基本、ダンジョンによって階層にも傾向がある、
…それなのに、廃坑に洞窟、迷路と、このダンジョンを作った奴がどんな奴なのか、想像がつかない。
スライムが降ってきたりした時は、とても焦った。
知っている奴の方が少ないが、スライムは小さいときは弱いが、
大きなスライムは物理攻撃があまり効かないので、恐れられているのだ。
「っ!下がって!」
違うパーティーの魔法使いが言った、下を見ると何かの魔法陣が広がっている。
もう間に合わないな、もう魔法陣が、光ってしまっている、
魔法が出るときの合図だ。
…あれ?入り口に戻って来ている、まさかこれは、
「「「転移魔法⁉」」」
急いで戻って報告しないとっけなくなっちまったな。
「急ぐぞ!!」
「「おうっ!!」」
俺らは冒険者ギルドへ駆け出した。
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