黒い虹
ここには光が届かない
地面の上に棒がある
その棒に奇妙な文字が書いてある
ここは始めであり終わりである
誰かが本を読んでいる
口から泡をふいている
一度裏切った奴は
何度でも裏切る
俺が不幸になったのは
お前のせいだ
お前のせいだ
いつのまにか霧につつまれている
その霧の中に黒い虹がかかっている
誰かの悲鳴が聞こえる
昔の女の声に似ている
誰かが俺を見ているような
ふり向いても誰もいない
お前は裏切り続けるんだ
これから永遠に
俺が不幸になったのは
お前のせいだ
お前のせいだ
俺が不幸になったのは
お前のせいだ
お前のせいだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます