雨音

1.一人耳をすませば ほら

  雨音がとっても優しい

  あの日あなたと傘もなく

  二人走った思い出

  あなたを困らせようと車から

  飛び出し雨の中 濡れながら立っていたこと

  鮮やかなほど ネ

  よみがえって来る

  あなたはもう私のあなたではないけど



2.一人耳をすませば ほら

  雨音がとっても悲しい

  肩を寄せ合い一つの傘で

  語り合いながら歩いたあの道

  外が見えないどしゃ降りの

  車であなたとさよならした夜の出来事 

  切なくなるほど ネ

  写し出されて来る

  今頃誰と雨の音聞いているかしら



3.一人耳をすませば ほら

  雨音がとっても楽しい

  あなたの腕枕の中で聞いた

  子守歌のような静かな調べ

  ほおが濡れているのは雨のせいよと

  あなたに甘えたあの日の思い出

  懐かしいほど ネ

  浮かび上がって来る

  もう二度と一緒には聞けないけれど

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