１．嫌いだった香り　だけど今ではあなたを感じる

　　静かな廊下に　靴音が冷たく聞こえ

　　会えるという足取りなのに　疲れたように重い

　　見慣れた寝顔　この２年作ってきた思い出は

　　四角い景色に　過ぎて行く季節を感じ

　　冷たい部屋の中　私の独り言がさまよい歩く

　　あなたの笑顔は走馬灯

　　もしわがまま聞いてくれるなら

　　せめて一度だけ笑って

　　誰も知らない国へ旅立つ前に

２．約束は破られるもの　振り返ることしか出来ない私

　　座り慣れた椅子　抜かれた魂

　　二人いつも一緒だよと　遠い日にあなたのまなざし

　　返らぬ言葉　いつも聞き役だったのに

　　枕元には　二人で笑う写真が一枚

　　許されるなら　このままずっと座っていたい

　　わたしの笑顔は涙色

　　もしわがまま聞いてくれるなら

　　名前を一度だけ呼んで

　　二度と会えない世界に旅立つ前に

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