私だけのストーリー
1.床に一人 倒れて行く
何年も眠っていた時計の歯車が
やっと動き出したよう 世界はスローモーション
もう何もいらない もう何も見えない
これでいいのと机の上には 置手紙と一つの空き瓶
さようなら 悲しかったの今日まで
さようなら 悲しさ淋しさ私だけのストーリー
2.床に顔あて 笑いながら涙する
この部屋を後にしたら白い霧が
立ち込める花も咲かない荒野に一人
誰か迎えに来て 夢なんていらないから
こんなとき 呼び続ける名前が欲しかった
さようなら 流され続けた今日まで
さようなら 恋さえ忘れた私だけのストーリー
3.ゆっくりと記憶が薄らいで行く
生まれ変われるなら 人目に触れることもなく
静かに咲いてる 白い花がいい
昔が蘇るなんてうそ 何も見えないわ
二度と来ない秋の夜 送り出すように虫が鳴いてる
さようなら ずるく弱虫な奴
さようなら 私のからだ私だけのストーリー
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