第8話 二十七日目



 二十七日目。


 なんか、家に怪文書が送り付けられた。


 まさかあの馬鹿がはやまったんじゃ。


 両親に見せてもらおうと頼んだけど、駄目だった。


 どうしよう、どんどん事が大きくなってきてる。


 警察とかも呼ばれてるんだけど、私のせいであいつが罪に問われるなんて事になったら洒落にならない。


 いまなら、まだ謝れば許してもらえるかな。


 二人で悪戯したって事にすれば、何とかなるかも。


 まあ、こっちもちょっと意地になってたとこあるし?


 歩み寄ってあげてもいいかな、なんて思ったりくらいはするし。


 ていうかさすがにフォローしてあげないとやばいでしょ。


 あいつのやらかした事だけど、一応婚約者だしね。


 うん。それしかない。

 そうと決まったらさっそく会いに行って話をしないと。


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