8月まとめ
(0801)
昨日、膝を壁にぶつけてしまった。地味に痛みが続いている。大きな痣になってしまったそれを見るだけで気持ちがちょっとだけ沈む。これじゃあスカートも履かないなあ。痛そうだねと自分のことのように心配してくれる君だけが救いです。今日もありがとね。おやすみなさい。
(0802)
ビーズタイプの消臭剤に夢中の君。君の目には宝石の粒に見えているのだろうか。改めて見てみると、なるほどと思った。ビーズが光を浴びてキラキラと光っている。安上がりではあるがこれは綺麗だ。けれど今は寝てほしいな。不服そうな君をあやして眠りに誘います。おやすみなさい。
(0803)
私達を照らす太陽が姿を隠し、夜がやって来る。それは当たり前のことだが、生まれて間もない彼らには理解できず酷く寂しく思うのかもしれない。大人であっても寂しさには抗えないのだから、大泣きしてしまうのは仕方のないことね。泣き疲れて眠るあなたに。おやすみなさい。
(0804)
最近はクーラーなしでは暑くて眠れない。冷たい息を吐き続けてくれるあなたはすごい。いつもありがとう。私はそう思いながら今日もスイッチを入れる。機械音と共に気持ちの良い風が私に触れる。ああ、涼しい。今日も気持ちよく眠れそうだ。あくびを一つして、おやすみなさい。
(0805)
ショッピングモールで仰向けに死んでいる蝉を見つけた。今日は特に暑かったから蝉も涼しい場所を求めてしまったのだろうか。迷い込んだ先にはつがいとなる相手がいないと気付いた時、どう思ったのだろう。寂しいな、と私は思う。寝る前にそんなことを思い出していた。おやすみなさい。
(0806)
宇宙はベージュ色だと言う。宇宙全体を平均した光がどう見えるかを計算したところ、「ベージュ」という結果になったそうだ。落胆の声が多いそうだが、私はそれでいいのじゃないかと思う。ちっぽけな人間を丸ごと包み込んでくれるようで。私は優しいベージュの中で目を閉じてみたい。おやすみなさい。
(0807)
家族とビデオ電話をした。今はコロナのせいで会えないけれど液晶越しに会話をすることができる。技術の進歩に感謝しないといけないな。 「落ち着いたらまた会おうね」 安心して会えるようになるのはいつになることやら。コロナの終息をいつも願いながら、目を閉じる。おやすみなさい。
(0808)
とても嬉しいことがあった。胸がいっぱいで、満たされた心地。思わず口元も緩んでしまう。美味しいご飯を食べた後のような満足感と似ている気がする。嬉しいことって、こころの栄養なのかもしれない。明日も栄養たっぷりの美味しいご飯が食べられるといいな。おやすみなさい。
(0809)
小さな歯でも噛み付かれたら痛い。生えかけの口内はむず痒いのだろうか。ニコニコと笑う君はとても可愛いけれど、それだけは勘弁してほしい。眠気と戦う暴君の君と格闘の末、お互い倒れ込む。勝負はどうやら引き分けのようだ。寝息を立てる君の隣で力尽きる私。おやすみなさい。
(0810)
今日は天ぷらを作りました。ナスとしいたけ、ホタテ、カニの足の天ぷら。どれも美味しくてどんどん口に運ぶ。あっという間になくなってしまった。今回は買い忘れたけれど、今度は海老天が食べたい。食いしん坊の私は夢の中でも何か食べているのかもしれないな。おやすみなさい。
(0811)
ボールを拾ってはサークルの外に落とす君。私はボール拾いだ。拾っては君に手渡す。無限ループのような作業。君の笑顔が見られるなら頑張ります。けれど流石に疲れたのでお休みさせてください。日々全力で生きる君の寝顔にほっと一息ついて就寝です。おやすみなさい。
(0812)
『明日は家事お休み宣言』を発令します。明日はワクチンの副作用が出るかもしれないので家事はいたしません!夫は頷きます。子育て、彼に任せてもいいのでしょうか。とても心配なので明日はハラハラしながら見守ることにします。何事もないことを祈りながら。おやすみなさい。
(0813)
寒気が全身を襲い身体中が痛くて堪りません。ベッドから起き上がることが辛くて電話で彼を呼びました。ドアを開けて心配そうな彼を見た時に、なんだか後光が差しているように思えました。助けてくれてありがとう。今はすっかり元気です。大事をとって早めに寝ます。おやすみなさい。
(0814)
眼鏡を外すと世界がぼやけて見えてとても心配になる。特に夜は暗闇と同化して辺りが暗闇に支配される。幼い頃はとても怖かった。今でも少し怖い。隣にいるあなたを至近距離で見つめて生存確認。良かった。私は一人じゃない。そしてようやく安心して眠ることができる。おやすみなさい。
(0815)
日曜日。ついに夜が来てしまいました。残念でなりません。土日と平日とでは、時間の流れが違うのではと錯覚するほどです。月曜日が目前に差し迫ってきていますが私には月曜日を遅らせる術がありません。せめて、早く寝て寝不足は回避したいところです。おやすみなさい。
(0816)
その小さな身体にはスピーカーが搭載されているのではと思うほど大音量で響く泣き声。最近は声にバリエーションが生まれており、私は戸惑います。その泣き声はどういう意味?真意を問うには幼すぎて。抱きしめて立ち上がると泣き止むのでよしとします。泣き疲れたあなたの寝顔に一息。おやすみなさい。
(0817)
今だけだろう。お互いを見つめているのに無言が許されるのは。女の子に見つめられて、きみも見つめ返す。両者は言葉を交わすことなく、別れるまで目線を交わしていた。いつかきみは出会うのだろうか。目を奪われるような恋に。無垢な君の寝顔を見て私も目を閉じる。おやすみなさい。
(0818)
図書館にはたくさんの絵本がある。どの本にも作者の想いが込められているのだろう。私は本を一冊手に取る。今は分からないだろうけど、本を読む楽しさを知って欲しいな。訳もわからず笑顔で絵本を見つめる君はやはり可愛い。絵本の後はおやすみの時間です。それでは、おやすみなさい。
(0819)
新しい服。可愛い服。それは自分の気分を高める最高のアイテムだ。袖を通すだけで、なんだか世界が変わった気分。それだけで?と笑う人がいるかもしれない。けれど、こういう小さなことが案外世界を変えるのかもしれないよ。早寝早起きも、積み重ねよね。おやすみなさい。
(0820)
君の顎に出来てしまったアザ。強くぶつけてしまったのだろうか。そもそも、いつぶつけたのだろう。覚えがないことに不甲斐なさを感じ、罪悪感が胸を潰す。何事もなかったかのように過ごす君が眩しくて、ごめんねと一言呟く。早くアザが消えますように。おやすみなさい。
(0821)
初めて冷凍のケーキを買った。解凍して数時間経ったので食べてみた。解凍が進んでいる部分はふわふわ、まだ途中の部分はサクサクでアイスのよう。アイスとケーキを同時に楽しんでいるみたいで満足感に笑みが溢れた。まだ半分残っている。明日の楽しみが一つ増えた。おやすみなさい。
(0822)
適量という言葉が苦手。どのくらいの量を入れたらいいか分からないからレシピを使っているのに、そこでも目にする『適量』の文字。お願いだから細かく書いてほしい。料理初心者にはハードルが高いのです。でも今日は奇跡的にうまくいって良かったなと振り返る。では、おやすみなさい。
(0823)
ゆで卵を多めに作った。そのまま食べてよし、タルタルソースにするもよし、サラダに添えて彩りを加えるもよし、の万能食材だ。さて、どう使おうかな。しかし気が付けば塩を付けて食べる自分がいた。残り少ないゆで卵。明日もそのまま食べてしまうだろうな。そう思いながら目を閉じる。おやすみなさい。
(0824)
疲れが溜まってしたようだ。気付かぬうちに満杯になって、目を閉じる。久しぶりに昼寝をしてしまった。けれどまだ眠いのは、疲れが取れていないからだろうか。疲れのメーターがあって、可視化できたらいいのに。そんなことを思いながら再び夢の中へ。おやすみなさい。
(0825)
スーパーに行くと色々と目移りしてしまう。これが安い、あの野菜買ってなかったな、これ新商品だ!などなど。気が付けば三十分が経っていて、驚いてしまう。時間の流れに飲まれてしまったようだ。買いたいものだけを素早く買わねば。私はリベンジを誓い、眠りにつくのだった。おやすみなさい。
(0826)
子供の頃に読んだ絵本。大きなカステラを作る鼠の話。私は今、こどもに読み聞かせている。我が子も結婚してこどもができたら読み聞かせることがあるかもしれない。そう思うと、絵本ってやっぱりいいなと思う。どんどん古びていくけれど、思い出もたくさん。明日は何を読もうかな。おやすみなさい。
(0827)
お肉が大好きです。唐揚げ、豚カツ、ステーキ、エトセトラ。今日の晩ご飯は鶏肉のハーブ焼きでした。ごろっとしたお肉は食べ応えバツグン!こうして厚切りにできるのも手作りの醍醐味ですね。明日は何を作りましょうか。考えるだけでも楽しいですね。それでは、おやすみなさい。
(0828)
出産前は横向きで寝ることが多かったが、こどもが生まれてから、うつ伏せで寝ることが多くなった。疲労で曲がった腰が楽になったような気がするからだ。今日も私はうつ伏せで腰を労る。よく頑張った私の腰。そして、よく頑張った私。また明日も頑張ろう。それでは、おやすみなさい。
(0829)
毎日、寝る前には同じオルゴールの曲を流す。この曲を聴いたらこどもが眠くなるように。けれど最近、この曲を聴いたら私が眠くなってしまっている。今日も眠気との格闘だ。私が勝つか、眠気が勝つか、はたまたこどもが勝ってしまうのか。勝者になれることを願って。おやすみなさい。
(0830)
大好きなカフェオレを飲みながら、読書。久々に訪れた一人の時間。小さなことかもしれないけれど、好きなことをするってとても難しい。思う存分羽を伸ばして、英気を養うのだ。よし、明日も頑張ろう。今日もくたくたになった身体を横たえて、目を閉じる。おやすみなさい。
(0831)
胸の高まりの後に一瞬、時が止まった。喉が締まった感覚。冷えた頭が現実を伝えてくる。初めての挑戦だった。悔しくて悲しくて、でもこれも初めての経験。次があるよ。そう言い聞かせて、眠りにつく。大丈夫、世界が終わったわけじゃないのだから。おやすみなさい。いい夢を。
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