第13話 祈り
日が沈む方向に向かって祈る人がいる
両手を合わせて
今日一日
特別に良いことがあった訳でも無い
大きな悲しみがあった訳でもない
それでも少しばかりの苦労はあったかもしれない
西の空に向かって両手を合わせる人
自分にも訪れて去っていく一日に
喜びと感謝を込めて
沈み行く光に向かって
笑顔で両手を合わせて祈る人
太陽は一日の最後の光で
祈る人を包んでいる
その場所は輝く
舞台で当たるスポットライトのように
光は誰にでも訪れるのに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます