第八話「小学生の排球勝負~中編~」

もう1人の大人は偶然通りかかったおじさんが参加することになった。そこで、ようやくバレーボールの試合が開始しようとしている。てか、何故公園をここまでして取り合うのだろうか……子供は凄いものだ……なんて考えていると

「じゃ!5本先取な!」

と、男3人組のリーダーは言った。

「のぞむところよ!」

宝石ちゃんは言う。

「じゃ、開始!」

そう男リーダーは言って、試合が始まった。

サーブはまずちょっとクール系な少年が放った。ボールは、俺の前に落ちてきた。俺は慌てて打ち返した。すると、何とか上に上がった。そして、大人しめな子の方へとボールはいった。大人しめな子は何やら慌てているが、なんとかその子も打ち返した。しかし、ボールは変な方向へ行ってしまい、相手に1点を取られてしまった。

続いてサーブを打つのはいかにも馬鹿っぽい男子。果たして、どんなボールを打つのか、ハラハラしていたが、その少年はネットにボールを当ててミス。なんとか、こちら側にサーブが回ってきた。


まず、サーブは俺がやることにした。しかし、上からは無理なので、下からやることにした。しかし、それでも確率は1/2だったため、ただただ入ることを願うしかなかった。俺は深呼吸をして、ボールを上に上げた。そして、タイミングを見計らって、腕にボールを当てた。そのボールはなんと、線ギリギリの所にボールが落ち、1点を獲得した。


現在、2対1でこちらが有利な状況。サーブを交代しないといけないため、大人しめな女の子がサーブをした。しかし、その子のボールはネットに届くことはなく、相手側にサーブ権が移った。


2対2。ついに男子側のリーダーのサーブ、そのサーブは凄まじいスピードでボールをコートに入れようとした。しかし、無理だと思った矢先、おじさんがそのボールを打ち返した。そのおじさんが打ち返したボールを俺は上に上げた。すると、伯父さんが相手のコートにスパイクを決めた。

なんと、こちらに一点入ったのだ。

これには男子も驚いたらしく、てんやわんやしていた。


3対2。続いてはおじさんのサーブ。おじさんは、サーブで線ギリギリにボールを入れた。


4対2で、ついに宝石ちゃんのサーブだ。宝石ちゃんはボールを上に上げ、ボールを下から打った。すると、ボールはネットに当たった。どちらに落ちるか、というところで運良く、あちら側にボールが落ちた。

相手はボールを取れずに見事こちら側の勝利で試合は終わった。


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