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    裂果の如くへの応援コメント

    はじめまして、姫乃只紫と申します。

    読み手が容易く映像として想像することをいっそ拒んでいるのかと疑うほど、時代小説さながらの語句が敷き詰められる一方、交わされる会話のトーンはどうやら近現代のそれで。

    会話の節々から読み取れる二人の背景は少なく、それでも共に月を見上げる間柄ではあるのだと。それこそやや遠いところでただかなかなと鳴く、茅蜩にでもなったかのような読後感でした。

    その後、「注解」にある「わたしのすきなことば」にたどり着いて。なるほど会話の節々から物語を紐解こうとした自分は確かに読者として“優しかった”かもしれないな──などとややメタな読みですが(笑)そんなふうに思ってしまいました。何ならこれを打っている今も、鈴虫の声を聞きながら平素より優しい気持ちになれている──やもしれません。

    「秘密が多い方が 優しくなれるかも」

    良い言葉ですね。心に留めておこうと思います。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございます。

    読みにくかったですか(><) 時代小説のつもりではなく、純文学? のつもりでしたから、少々残念無念、精進します!

    二人の間柄や、何について話しているのか、背景を描写しなかったのはこだわりです。そうですね、確かに茅蜩的視点かもしれません。

    メタ的な読み方には、なるほどぉ、と思いました。そう読めるのですね!

    好きな言葉の普及、とでも受け取って下さいw