櫻の樹にあるもの

私の詩はクソに成り下がっちまった

いや?私が元々クソだったのか

怖い。誰かに見られるのが

怖い。誰かに罵られるのが

怖い。同じ表現ばかりでつまらなくなっていくのが

私は自分がクソだと決めつけることによって

誰かに指摘されてもいいように自分を守ってきた。

でもでもでもでも

今は自尊心が育ってその蔓で

私の心を持ち上げられていくのがわかる

蔓ではなくて

いっそのこと根になればいいのに

私は櫻の樹の下に埋まる死体になりたい

クソの上で綺麗な花を裂かせてほしい。

これは詩であって何時でも小説ではないのだから。

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