目潰し

神経から抉るような痛みがする

目は外界に触れる

電気的な信号で世界をうちなるものにうつす

目からビームが出ればいいのにな、なんて、

夕方に河川敷で練習するあの子も

この目は闇がよく見えそうなあの人も

みんな何かを見つめてる

それを、潰す

突くか硫酸か何かで潰す。

その時、世界は閉ざされるのだろうか。

いや、そうじゃない

じゃあいらないんじゃない?

目を抉られてから眼球を潰された。

神経ごと引き摺り出されたので、

目が灼ける感じがした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る