第42話 生き残り

 そしてコード少佐がここで話す気になったようである。非人道な幹部が取り仕切るカタルシスに我々地球軍が勝てるのかと思っているようである。そもそもそのような感じなカタルシスの情報を把握していない地球軍に対して、少々哀れみの感情も抱いているようであるが。

「だってしょうがないよ、人間だもの。我々は神ではないのだから。どんなに逆立ちしたって無理さ」

 霧島は人間ごときが宇宙を相手にできるのかと思っているカタルシスのコード少佐を、軽蔑しているようである。

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