第20話 撃墜王

「設定上の話はまあいい。霧島君、VR訓練が終わったのならば、今日から君はヒーローへのエントリーが可能だ。存分に力を発揮してくれたまえ」

 隊長はヒーローの話をするが、霧島はその意味がわからなかった。三宮にその話を聞くと、撃墜数のスコアの話だとわかり、納得がいくのである。

「撃墜王の話ですか。それは自分には無理かも」

「そんなことは無い。霧島にできないことは無いだろう。確証がないわけではないが、君には可能だ」

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