77話 お前を俺のペットにしてやろう

 実験の続きを行っていこう。


「よし、次はお前だ」


「ひいいぃっ!!」


 最後に残った女に視線を向けると、彼女は後ずさって逃げようとした。

 ……逃げられると思っているのか?

 そんなわけないだろうが。


「まぁ待てよ」


 俺は瞬時に女の背後に回り込む。

 そして、肩を掴んで動きを封じた。


「うぅっ……」


 振り返って涙目になりながら俺を見つめてくる。

 まるで小動物みたいだな。


「そう怯えるな。お前にはまだ奴隷の首輪を付けるつもりはない」


「えっ!?」


「ただし、条件付きだ。もし、お前が素直に従うというのであれば、首輪を付けずに解放してやってもいい」


「な、何をすればいいんですか……?」


 おずおずと言った感じで尋ねてきた。

 よし、乗ってきたな。


「こういうことさ」


「んむぅっ!?」


 俺は女の唇を奪った。

 舌をねじ込んで口内を犯していく。


「ぷはぁ……」


「な、なな、なんですか、いきなり!?」


「キスくらいしたことあるだろ? 俺の見たところ、そこに突き刺さっている男と恋仲だったようだし」


 先ほど、人間杭として地面に突き刺した男。

 その際のダメージが甚大で苦しんでいる様子ではあるが、奴隷の首輪から発せられる奴隷契約にはまだ屈服していない。

 パーティリーダーだけあって、根性を見せている。


「ち、違います!! 私たちは別にそういう関係じゃ……!」


「そうなのか?」


「そ、そうです! ……もちろん、仲間としては好きですけど」


「ふむ」


 嘘はついていないようだ。

 だが、好意を抱いていることは否定しなかったな。

 これは、やはり脈ありと見るべきか。


「よくわかった。そして決めた。お前を俺のペットにしてやろう。四つん這いになれ」


「……はい?」


「聞こえなかったか? 四つん這いだ」


「ちょ、ちょっと待ってください。それは一体どういう意味――」


「早くしろ」


「ひっ、や、やめてぇ!」


 俺は女の体を掴む。

 暴力を受けるとでも思ったのか、女が身を強張らせた。


「ああ、すまん。俺は優しい主人だからな。そんな酷い真似はしない」


 ペットには暴力を振るわない主義だ。

 アイシャやミルカに対しても、ペットやオモチャに採用した後は暴力を振るってこなかった。


「じゃあ、この手は何ですか!?」


「こうするためさ」


「いやあっ!?」


 俺は女の股間に手を突っ込んだ。

 そして、指で弄り始める。


「ひ、ひいぃっ、な、なにするんですかっ!?」


「聞き分けのないペットには、しつけが必要だろう? ほら、どんどん濡れてきているぞ? 気持ちいいんだな」


「き、気持ぢよく……なんか……ないです……あんっ」


 次第に声音が甘くなっていく。

 どうやら、快楽を感じ始めているらしい。


「…………ッ!」


 地面に突き刺さった状態の男が、恨めしそうな目でこちらを見ている。

 だが、もちろん何もできやしない。

 物理的に動きが封じられていることに加え、ダメージも甚大。

 さらには、奴隷の首輪から発せられる奴隷契約へのレジストもあるからな。

 気が緩めば、多少は骨のあるこの男でも、奴隷契約に屈服することになる。

 さぁ、お楽しみの時間だ。

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