無題11/3

人形の唄をもってしてこの心の寂しさは拭えず、濡れた心で月日を重ねる。


その日々は潤っていただろうか。いいや、ひどく渇いてどうしようもなく、何かあれと求めている。


ああ、こんなにも、溺れそうなほど、苦しいほどに、心は満たされているのにそれは喜びではない。

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