(三)-2
それで、アタシ、東京に帰ってからすぐに難波さんの部屋に行って説明したの。週刊誌に書いてあることはデタラメです、酷くないですか、って。そうしたら、難波さん、『そういうことだったんだ』って理解してくれて。『週刊誌も商売だからあることないこと色々書きたてるんだよ。そうすると雑誌が売れるからね』って。もちろん『収録は仕事なんだから、そこはしっかりやんないとダメだよ』って言ってくれたの。そうしてアタシの頭を優しく撫でてくれたの。何度も何度も、ゆっくり、ゆっくり。アタシのことを安心させるように。それでね、気づいたらキスされてたの……。すっごく優しい感じで……。それでね、気づくと、結局そのまましちゃってたの……。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます