第238話 ハンバーガー

 俺は迷っていた、ハンバーガー屋を2軒出すか、

それとも1軒は別な店を出すのか。


 ハンバーガー屋を2軒出すのであれば、1軒は高級店、

もう1軒は、大衆店にすればいいが、まだ飲食の種類が少ない、

本日の試飲会で判断するか。


 今回試食に出すのは、高級店のハンバーガーとヨクドナルゾとモ○である。

サンドイッチの方は、協会でも使っている地下鉄屋である。


 しばらくして、試飲会に招いた、学校の講師たちが集まってきた、

ホテルでおこなわれるので、当然ジョゼ領主、

セバスチャン、メイドも降りてきた。


 ハンバーガーは暖かさが命なので、まだ並べてはいない。


 さあ、始めようかと思ったら、隣の領主ニコス・マフテスと、

そのまた隣のマーキ・コルゴス領主まで現れた。誰誘ったの?


 試食会が始まった、意外だったのは、高級バーガーで、

3人の領主を除き、美味しいが食べずらい、高いと不評だった。


 ヨクドナルゾとモ○は、拮抗したがモ○に軍配が上がった、

理由は、本来はオーダーを受けてから作るモ○は、その分美味しいのだが、

時間がかかる、ところがダンレンジの場合は20秒くらいですむ。


 まあ、限定メニューで侍とかチャイニーズチキンとか入れるのもありか。


 そうなると、もう1つは地下鉄屋で決定だ、

フルオーダーはできないが、とりあえずはいいだろう。


 領主たちから、酒はないのかと言われ、ビールだけは出してやった。


 その後、2人の領主に、ニ○リとユ○クロを見学させてやった。


 店舗の大きさ、種類の豊富さに、両領主とも驚いていた。


 夜は、お嬢様たちがあることないこと言ったためか、

教職員一同も晩餐に出ることになった、どうせ大所帯ならということで、

ペレイラ一家やマイケル、セバス、メイドも一緒に食事することになった。


 俺と料理長だけホストである。


 人数が多いので、レストランを使用と、恒例の会席料理をまとめてだす旅館料理である。


 今回は船盛りはやめて、ライブキッチンでステーキを焼くことにした、

ただしヒレのみである。


 今回は肉だけでなく、全体に合わせるということでワインは、

モエ・エ・シャ○ドン ブリュット 白泡 N.V をワインクーラーにぶち込んでやった。


 日本酒の方は、マイルドで飲みやすい、十○代大吟醸羽州誉だ。


 大奮発したのに、日本酒を飲んでくれたのはセバスチャンだけだった、くすん。



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